へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

何に見えるかといえばグーグルには見えぬ・Golgi体断片化を引き起こす感性性ストレスにはArf4活性抑制が有効なターゲットとなるかもしれない

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なにを始めたGoogleと思ったら、ヘルマン・ロールシャッハ生誕129周年・・・
なんじゃそりゃ
祝うにしてもはんぱやんか
他にやること無いのかグーグル、ちなみにインベーダーゲームのインベーダーにしか見えません。
ずっと見てたらなんとなくあられちゃんのこいつに見えて来ました。
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すみません、アラレちゃん音頭で盆踊り踊った世代なんで。

今日は学生さんとやってたデーターがなかなか興味深く、やや本気で研究ってええでって誘ってしまいました。
彼はすごく筋がいいなぁ・・・けど、研究やったら確実に生涯年収下がるという悲しい事実。
悪いブローカになったような気になるので慌てて冗談にする悲しさ。
いやおもろいんわおもろいんですわ-。
しかし本当に面白いデータが出たので、今やってる論文の次に早刷り雑誌狙ってみるかなぁ。
というか今やってる論文に関わってるから、続けてださないといかんかな。

昨日は飲み会に行ってきたのですが、なんとなく学生に避けられてる感があって悲しい・・・
もうノリが合わないからもっと違う路線で勝負しないと。
喋れない僕はただ飲んで食べるしかなく、親譲りの弱い私が行き着く先は。
まぁひどい有様でした。今も頭痛いです。

明日から認知症学会行ってきます。
去年は背広のヒトばっかだったけど、背広でいかんといけないかな。
でもヘノヘノなど誰が知ろうか(結構質問してるけど)、うしろでのんびりパーカー羽織ってたいです。

論文。久しぶりにNature cell biologyに手を出した僕は爆沈
以下一応読んだというだけの話なんで、およみすてください。
輸送系の障害とその毒性を少し勉強しようと思った私は、こんな論文に手を出すのです
ふむ、論文題名を読んだだけではピンと来ない、そんな論文を読む楽しさというのがあるさ。
とか思ったけどだいぶ寝ながら読んでしまいました。
さてBreferdinAという有名な試薬が有りまして、この試薬は小胞体からゴルジへの輸送を阻害して、ゴルジ体構造普段は核周辺に密に存在しますが、輸送がないと細胞内に分散してしまいます。そして細胞毒性を発揮します。
BFAは小胞輸送の膜融合に重要な機能を持つARFというたんぱく質の阻害機能であるのですが、その毒性を制御するたんぱく質を求めて、KBM7という細胞系(Haploid cellでこういうスクリーニングに向く)を用いて、遺伝子スクリーニングをしたところ、Arf4と、TRAPCC13という遺伝子が引っ掛かったそうで、今回はArf4に関して研究されています。
Arf4のノックダウンがBrefeldinAの毒性を緩和するので変な話です、抑制の抑制は抑制が・・・ええいどうなるんだ、キャンセルされるんじゃないんけ。
ところがArf4をノックダウンするとCREB3という転写活性系ががんばり始めてArf4の仲間のArf1とかの発現があがり、機能的レスキューが行われるらしい。
なんじゃそれと、なんか面白いん?
とつらつら見てたんですが、感染系の研究には重要らしく、BFAは感染防御、抗生物質として開発された経緯もあるみたいです。
感染物がArf4をUpregulationすることにより、Golgi毒性を発揮する。
実際Arf4ノックダウンすると、いろいろな感染性の物質(シガトキシンとか)に強くなるみたい。
ゴルジ断片化というのは感染性の病気だけでなく、神経変性疾患などにも表れる現象なので、結構面白い示唆を含んでる気もします。でもArf4/CREB3をターゲットってどうするんだか