へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

引っ越したい・破天荒ガンバトル・遺伝子導入ダービー・PBT-2は本当に効くのか・ゴーシェ病の創薬ターゲットとしてRIPK3が有効かもしれない

賃貸の更新のお知らせが届きました。
もう二年ですわ。はよ論文ださんと。
書いたんだけど、結局書きなおす事になってるんだよなぁ、旧版もちらっと位読んでよって思うけど。
気分転換に転居してもいいかなぁって気もします。
少し小石川より奥の護国寺の方に引っ込むか、意外に浅草のほうが安いからそちらの方に行ってもいいなぁ。
蔵前あたりに住んで、隅田川をぶらりと川に佇むんですよ。

出来心で皆川亮二のPeacemakerという漫画を読んでました。
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スプリガンから結構彼のは読んでますが、話がハチャメチャな設定の割に、あまり疑問持たずに読ませるなんだかよく分からない力があります。
エスタン式ガンバトルやってるのにラスボスが核爆弾やからなぁ
よく考えるとおかしいんだが。
Arms読みたいわ。
ああ、ちなみに、もうほとんど救いのないガンバトル漫画を読みたかったらRedがお勧めです。

マウス皮質細胞を結構遺伝子導入困難なんですが、いろいろサンプルを揃え遺伝子導入効率比較します。
エントリーは僕らのI社のれぽふぇくたみん2000、いまやpろめがFugeHD、まいらすトランスイット2000、くろんてくのイクスフェクト、さぁどれが一番効率が良かったでしょう?
導入法はフォワード及びリバースでCFPを導入、WBにて発現を比較。
はったはった!
いやウイルス使えよって感じですけど。
まぁ個人的な答えは持っているので、ご興味があったら直接聞いてください。とにかくエルはよく死ぬ。
そろそろ3000を作ってください・・・

そういえば昨日PBT2の話をしましたが、ニュースを見てると効いてるというサイトと効かないというサイトに分かれててありゃ?と思ってたんですが、どうも専門家の間では結果の解釈がわかれるみたいですな
というかAlzforumの記事見ていると、副作用あるわ、結果の出し方がやや強引だったりちょっと怪しげな雰囲気があります。
うーむこういう所が時間がかかっている原因なのか。

ゴーシェ病の新しいターゲットが見つかったって話を読んでました。
Nature medicineです。
ゴーシェ病は、グルコセレブロシダーゼ(GB)と呼ばれる遺伝子の不全によって起こる先天性の脂質代謝疾患で、GBはライソソームと呼ばれる細胞内の御掃除機関の機能制御を行なっており、グルコセレブロシドをセラミドに変換できなくなり起こる病気です。
グルコセレブロシダーゼの補充療法が有効なのですが、神経症状に対しては効果が弱く、(脳関門を通らない?)新たなターゲットの同定が必要とされていました。
今回GBをノックアウトしたゴーシェ病モデルで、Receptor-interacting protein kinase(RIPK)の仲間であるRIPK1、RIPK3の発現が上昇し、RIPK3KOでゴーシェ病モデルの改善が観察されたそうな。
まぁなんでこんなの興味あるかというと、じつはですな、RIPK3というのが細胞死四天王の筆頭、ネクローシス界の大物、Caspaseなんて雑魚やったんや(こらこら)
ま、まぁそれくらい結構大物、あ、ちなみにCaspaseは細胞死界の王様なんで、誤解のないように。
か、カスペース13位なら雑魚と読んでもいいんだから(震え声、でも牛にしか無いし)
えーこんなんとめたら、なんでも治るやないですか?とか思わんでもないけど。
正直上下関係がキレイに示されているわけじゃないし、RIPK3が特異的なゴーシェ病のターゲットだとか言われてもどうでしょうなぁって思わんでもない、阻害剤ある当たりは可能性あっていいけど。
GBの変異はパーキンソン病のリスク因子でもあるし、こういったキナーゼによる神経細胞死の関係とパ病の発症機構が関与するかも、そんなことを考えながら読むと色々実験したくなります。
じつはパーキンソン病病因遺伝子LRRK2の遠い遠い親戚みたいなんだよなぁ。
あまり似ているとはいえないけど、RIPK3の持つ免疫反応制御機構について、似たような機構をLRRK2も持たないか、もしくはライソソームの異常という、おそらくはパーキンソン病の病因となる現象にLRRK2は関わっているのではないか、まぁ論文読んでるだけだとなんでも言えるんで楽しいですね。
どっかでLRRK2がRIPKをリン酸化するって論文見かけた気がするんだけど、見つからんなぁ、PLOS ONEだったと思うんだけど、まぁ気のせいかもしれん。
RIPKはちょっとクローニングする価値あるかもしれんなぁ。やる元気ないけど。