へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

シカゴは高いよ・ウイルスミスだけは覚えてる・Cell markerで病気に関わるタンパク質の働きを妄想する

シカゴに学会に行くことになり、ホテルの手配等やっていたが、弟子をどのホテルに押し込めば良いのか皆目見当が付かず。
本人に任せたら、かなりコスト高の部屋をとっていたが、金が出るんかいな。
Pricelineで安く済ませろっていったらいやジャーとのたまう、別に危険なサイトでも無いのだが。
うーん彼女と部屋をシェアしてくれる人を探すべか・・・

アラジン実写版を見に行った。
なんというかディズニーなアラビアの偏見を垣間見ているきはしたが、ほっこりはした。
予定調和は美しく、A whole new worldははたまた美しく、それを許せないことがあろうか。
結構露出度が高く、最初ジャスミンの胸に目が行って困ったが、終わってみればウイルスミスのおっぱいしか覚えていない、まぁそんな映画
どうあっても目が奪われる様な俳優もいるもんだ。

さてブログを継続的に書くにはテーマが必要な気がする。
勉強もかねてデータベースの紹介でもしてみるか。
ということでCell markerというサイトを紹介
論文データを参考にして作られたデータベース。
自分の興味のある遺伝子が、ある種類の細胞特異的な発現形式をしめしているか?もしくは、興味ある細胞において特異的に発現しているタンパク質が視覚的にわかりやすくなる、らしい
まぁ永遠の憧れ?LRRK2行ってみましょう
イメージ 1
胎児期腎臓・骨髄・脳あたりにLRRK2が特異的に発現するマーカーとしての報告が存在することがわかる。
さらに詳細検索をかけると
イメージ 2
腎臓の中でも白血球のひとつ、Monocyte(単球)によく発現するタンパク質としてのデータがあることがわかった
まぁ言われている文献情報とそれほどずれる話ではないな。
Humanでは情報が少ないかも知れないので、Mouseにして調べてみる。
イメージ 3
骨髄中のNeutrophil(好中球),これも白血球
Spiral ganglionってなんだっけ?蝸牛の神経?
はてはて、蝸牛と言えば体のバランスをとる場所、末梢性めまいの原因となる場所。
LRRK2のノックアウトあたりでメニエール病になったりしたら面白いのかもしれん。
とおもったけど、そういえば蝸牛型のメニエールってめまいではなく、耳鳴りか難聴のみだったっけ。
神経の病気と言うよりは、リンパ液のバランスを主因とする、免疫の病気と考えられているようね。
では難聴とLRRK2の関連性はあるだろうか?
データベース的にはHearing lossの危険領域と重なるような記述があるが、根拠論文は見いだせず。
面白かったのはパーキンソン病はかなり難聴が多そうな記述であった。
うむうむ、何かを見いだしたような気分になるのがデータベースサーチの面白いところ。
神経プラスアルファ、リンパ管も関わってる蝸牛ってのはLRRK2の影響をモロかぶりだったりして。
LRRK2モデルあたりで(ノックアウトか、変異ノックインかわからんが)、加齢依存性難聴が出てくるかとか結構面白いテーマかも知れない(もう出ているかも知れないけど)
嗅覚はアルツハイマー病で早期に影響が出てくることが知られており、診断マーカーとしての開発も行われているが、聴覚はパーキンソン病診断のターゲットとなり得るだろうか?
まぁ単に減る伝達物質がアルツハイマー病はアセチルコリンパーキンソン病ドパミンで、それぞれを反映しているだけかも知れない。
妄想が膨らむからデータベースサーチは面白い。