へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

Hの悲劇・もうからない・少し進んだゲノム改変・グリアツーセルで記憶を制御ーNG2はセクレターゼ基質である

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Hの効いた研究者ならたくさん知ってますが
とか一瞬思った私、ああ、あの頃の青い私はもういないのだ

やめんか。縁起でもないわ
ああ、お疲れの私。
毎日メール見ても出版社から返事来ないし。
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とはいっても、年越しにつきもの、飲み会の三連チャン、私でもあるんだぜって感じですが、胃が荒れております、腰を痛めております、不思議に風邪は引かないんだよなぁ。
丈夫に産んでくれた親に感謝です、やすみてー

ブログ書いても儲からないとか言ってましたが、聞いて驚けびっくりしたー
じつは細々とTポイントが溜まっているのでした。←昨日知った
ふふふ、皆様が何の気なしに(?)読んでる回数で私がぬくぬくできるのだ。
ちなみに12月で15ポイント貯まりました・・・
アーメンブログで食べていくには、いささか厳しい。
何時かヘノヘノのハイポセシスセメトリーというサイトを作る構想だけはあるのですが、そんな暇がない。
だれか15ツタヤポイントでやらんか?

月曜日のセミナーも面白かった。
DNAはやや苦にしているから、なかなかエレガントなシステムとか見てると面白くてならない。
僕はこれ設計できないだろうなぁ。
なんていうか、動いてる系を最大限駆使して結果を出すのは得意(だれでもそうかもしれないけど)だけど、系をつくり上げる繊細さに欠けるからなぁ。
ゲノム改変で大わらわな今、これが出来るかとか思わんでもないけど、ああ、この流れには乗ってみたい。
ちょうど論文の痒い所に手が届きそうだし、きっとそれで結果がでたらWinwinなんじゃ・・・
今日色々考えて、コンストラクト設計は一応頭のなかに出来たから、トライしてみるかなぁ。

ゲノム改変といえば、N2aはPuromycin5ugに上げれば死ぬのがわかった。
マウス細胞とはいえBV2は1ugで完全死するから、細胞系の違いは重要みたいだ。
まだセレクション終わったばかりなので、暫定だけど、Lipofectamine2000よりはViafectのほうがコントロールと比べてしっかり細胞が残っているので、割りと発現効率が違うのかと思っている。
同等品であるL3000と比べないとフェアじゃないけど、Viafectは遺伝子導入効率が良さそう。
実はDNAの入ったポジティブクローンの選択に、教科書に載ってたやや不安な方法を使っていたのだけれど、もう1個選択酵素を付加すればきっちり見えることがわかった。
そこでこれまでにとった全クローン(驚きの25クローン)を恐る恐るチェックしてみたら、全部OKだった。
すげぇなGoldengate 反応Gibson assemblyやIn fusionほど融通が効くわけではないけど、ライゲーション効率とネガティブの除去効率がかなり高い。
まぁそれでもシーケンスの結果をハラハラ待つのでした。

サイエンスネタ、さて何かあったか。
ああ、そうそう面白かったのが一部のオリゴデンドロサイトプリカーサー(OPC)細胞に発現するNG2という1回膜貫通タンパク質が記憶制御に関与しているかもしれないというお話があった。
OPCは神経の絶縁体を形成する瑞祥、めでたい、やめんか髄鞘を形成するオリゴデンドロサイトに分化しますが、別に発生時や障害時でなくても数%の割合で存在しているそうです。
どうも髄鞘形成以外に機能がありそうだなぁということで調べてみると、神経活性依存的に切断をうけることで、神経回路を元気にするみたいです。
1回膜?オリゴデンドロサイト?まぁこれくらいキーワードがあると表題だけでも、がンマとαセクレターゼが出て来るんだろうな、とおもったら、まさにそういう研究で、NG2はα、γによって切断をうける基質であることがわかりました。
活性化でできるGlutamate感受でNG2の切断活性が上がり、さらに神経活性化につながるって感じかな?
NG2ノックアウトまうすでキレイにLTPが下がっており、細胞外ドメインを与えると回復。
うん、キレイキレイ、行動はやや微妙って言えば微妙だけど、NG2KOでPPI等低下など認知機能に低下が観察される。
これまでに神経細胞に主眼をおいて基質の研究は進んでいる気がしますが、実は神経以外の組織にも受容体の受け手となる膜タンパク質がいたりして、その切断が生理的機能をもつってのは重要だと思います。
僕も1個基質もってるんだけど、やっぱり表現型が無いと研究しにくいですなぁ。