へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

偏頭痛でも世界は回る、今日の天気は悪いと見た・引き出しを畳めるか・学会HPめぐり旅・Non coding RNAの制御・Cas9の効果的な配列の法則・腸内細菌は色々な所に効く

頭痛で目が覚めるという、悲しい日々。
低気圧でも来てるのかな
気分も悪いから偏頭痛だとは思うが、一縷の望みを託して、イブプロフェン製剤を投与。
ま、アルツハイマーにならんかもしれないし。

ちょっと実験の端境期なので、自分の持ってる初期的データを洗いなおして、研究するべきもの、出来そうなもの、というのをチェックするため論文読んだり、データベースサーチしたりしてました。
まぁ風呂敷広げるのはいいですけど、ちゃんと畳めるのかってところまで考える必要はあります。
癌の治療薬にアイデアはあるけど、私の実績で研究費がつくのか、また技術でちゃんと追求することができるのか?
思いつくだけじゃ多分無責任な世代になってしまったのも事実なのです。
最近の知見を検討したら、新しく出来そうな事も思いついたので、用意を始めました。
また論文の投稿、リバイスが始まったらそんな暇はなくなるんですけど。

学会のホームページ巡りなんぞをしていました。
自分の専門学会ですら余り見る機会はないが、たまにユニークなおまけデータベースが付いていることがあります。
日本医学会は流石に、なんというか、ええと、資金が潤沢にありますなぁって感じ
過去のセミナーをビデオで見られるサイトがなかなか良かった。
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それぞれの先生の項目をクリックすると講演が始まります、Silverlightの導入、ポップアップブロックの解除など要
認知症の項目では、なかなか大家が揃っているけど、これから研究を始めるヒトは岩坪先生、そして群馬大学の山口先生の講義は見たら良いのではないかと思う。
世界的な情勢、分子機構から、ケアの現状というのがわかるかも。
あ、これ授業に使える、ってエッセンスが多いです。
特に山口先生のお話はいつ聞いても、感銘を受けます。
アルツハイマー病をどげんかせんといかん、って研究意欲がわきます。
自分がなってしまうのは大変ですが、まず我々が向き合わなければいけないのは、身近な人がアルツハイマーになった時、どのように対処していくべきか、自分も患者さんもできるだけ幸福に生きていける道があるのか?です。
そんな問にある程度応えてくれているのでは無いでしょうか
変わってしまう事に、理解が伴えば状況は変わるかもしれません。

日本細胞生物学会の細胞生物学用語集
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学会らしいとっつきにくい無骨なインターフェースだけど、結構中身が濃い、こいっつーかマニアック
あ行になにがあるかみてみよう
Arp2/3重合体とアクチン重合
RNAの輸送
RNA局在
RNA制御
アクチン重合
アクチン繊維によるメカノセンシング

というマニアックな項目が並ぶ、これ用語なのか?
それぞれもこいです
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ちょっとしたWikiですね。
パラパラっとめくるのが楽しそうです。
他にもプロトコール集抗体情報等、ここが一番充実してるかも
前も紹介したけど、日本蛋白質科学会のプロトコルもなかなか充実している

学会も色々ありますよね、日本時間生物学会なんてのもありました、スタープラチナでも出て来るのかとおもったら、サーカディアンリズムの学会。
じつはサーカディアンリズムアルツハイマーは切っても切れない縁があるから、いつかお世話になるかもしれん。

さてサイエンスネタ、うーん昨日意を決してmiRNAの論文とか読んだけどピンとこなかったし。なにかあったか。
ああ、そういえばNon coding RNAが遺伝子の発現を制御して、精神症状に関与かも?ってニュースがありました。
この辺の制御って重要なのは事実なんですよね。
たぶん緩衝的な機能を持ってるタンパク質やmiRNAってのはたくさんあると思うんですよ。
緩衝的というのは、コップに水がなみなみと入っていても、溢れるとは限らない、でもコップを揺らせば水はオチてしまう。
でもコップのふちが高ければ、水はこぼれないわけです。
こんな感じでいざストレスがガンガンかからないと機能しない、でもそれがなくなっても表現型があるとは限らない、そんなものが多分多くのmiRNAやノンコーディングRNA何じゃないかと思います。
何が言いたいかというと、研究するのは他の人に任せた!マル。

Cas9のターゲット配列の効果的な設計のお話。
NGGが二重になってるような領域を選べば、効率が上がるそうな。
表題にDramaticってかいてありますからねー驚きの高効率、ほんとかなー
調べてみたいけど、もう資金が・・・
まぁ余談だけど、Dramaticとか論文で使ってみたいですね、大抵差は有意であった!って書かないとわからないくらいの微妙な違いしか出ない事も多くて。
論文に感情表現がでることってあまりないんだけど、何々の可能性があったから、何々もしらべてみた、ってあとにTo our reliefとかかいてあって、よっぽどホッとしたんだなぁって思ったことがあります。
違う結果がでてたら、TO our regretだったのかなぁ。

どうでも良いついでに、ふっと思い出したんですが、潰瘍性大腸菌の治療の一つとして、腸内細菌を整えるため、健康な人の糞便を移植するっていう療法があるんですが、肥満なヒトから移殖をうけて、急速に肥満になったというケースが訴訟になってました。
腸内細菌めっちゃ重要なんだなぁと思うのです。
さいきん腸内細菌分布とパーキンソン病とか、アルツハイマー病とか、ニュースがあり、おそらくは体全体の免疫機構が影響を受けているみたいですし、この辺は研究しがいのある領域なのかもなぁ。
日本初の乳酸菌飲料をモデルマウスに飲ませるって実験したら、某企業からお金おりないかなぁ。