へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

太った・グチグチっとね・本を読んだり絵を見たり・NLRP3阻害でInflammasome機能調節して免疫系疾患を治療できるかもしれない・AMPA受容体とGAPDHの相互作用と多発性硬化症・抗炎症と肥満

体が重い。
とかおもったら物理的に重くなっていた。
全然夜食食べてないのに。
唐揚げの誘惑に勝てなかったのが悪かったのだろうか。
黙って走り始めました。最近体調悪くて走ってませんでしたし。

くしゃみがとまりませぬ。花粉の気配を感じる、まぁすくなくとも妙齢の女性が噂していたりはすまい。
鼻が痛い、腰がいたい、頭が悪い、いかんともしがたい3悪にただ瞳を閉じて震えるのです。
翼も折れた気がします、翼があったらあったで病院に連れて行かれそうですが。
西野カナかお前は。

ない、なにがないかというと、ネタがない。サイエンスネタはある、無いのは幸せな日常である((T_T))。
ないないない、って歌もあった、何歳だお前は。
松屋に飽き、なか卯に飽き、中華に飽き、カレーに飽きた。
超飽きた、もうやだ違うもの食べたい・・・

帰ってこないものがある、それは論文である、あ、ぼかすつもりだったのにかいてもうた。
まぁ忙しいのもわからんではない、入試がなぁ、じきがなぁ、最悪やったな。
まぁまじめにこの研究はよださんとヤバい気がする。
時期が悪いから落ち着いてから、とかおっしゃったらどないしよかなぁ。
いろんなこと考えるとScientific reportsあたりでさくっと出せるか考えんといかんかもしれん。
帰ってくるか様子を見るつもりだったけど、もう自分で直しをはじめんといかんね。

そういえば、居酒屋ぼったくりの3巻がでていました、これ出ないかなぁとおもって1月から本屋によって帰る日々でした。
なかなかお腹の空く話ですが、面白いです。

黒猫の絵をみてたりしました。
この画家さんの絵はなんか好きです
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今日はずっとInflammasomeのお話を読んでました。
どっちもNature medicineですね。
Inflammasomeというのは外界からの感染に対応する免疫機構で、異物を受容することによって受容体の重合がおこり、シグナル複合体を形成、最終的にはCaspase1とよばれる酵素の活性化を介し、炎症だよ~大変だよ-ってシグナルであるインターフェロンと呼ばれるシグナル因子を出しつつ、自分はしんでしまう(アポトーシスの一種でPyroptosisっていうらしい)。
ただこれが過剰に働いてしまうと、自己免疫疾患になったり大変。
Inflammasomeにも幾つか種類があって、二本鎖DNAのウイルスを認識するAIM2、そして、NLRPというファミリーがあり、特にNLRP3は、まれな免疫疾患である、cryopyrin-associated periodic 
 syndrome (CAPS)多発性硬化症(MS)、Alzheimer、2型糖尿病、といろいろな所に関わってきます。
このInflammasomeの下流であるインターフェロンβの阻害がCAPSの治療ターゲットとして研究されていますし、NLRP3自体の阻害剤も注目されてました。
今回の論文ではそれぞれ小分子の特異性の高い化合物(多分前論文で見つかっていたんだとはおもいます)のVivoにおける効果等検討されていて、CAPSやMSのモデルマウスでかなり有望な結果が出ているようです。
こういう受容体がかっきりとシグナルを出す研究はすごく好きですね、細胞間シグナル伝達って研究したい。
悪い癖で、化合物買えるのかなぁって調べたりしました。Chem spiderでは見つからなかった。
どうも名前が沢山あって、うまく探せない、Casナンバーとかわかれば一発なんですけどね。
ファイザーが開発してる(してた?)んじゃないかなぁと思います。
もう一つの論文のBHBなんかはコンパウンドというには、結構原始的、酪酸の一種だしなぁ。
でもFTY720っていう脂質が高い抗免疫反応を持っていたりしますし、こういう単純な化合物の効果ってのも侮れません。
すごく勉強になりました。

MSの薬といえば、もう一つニュースが有りました。
新しいターゲットになるか
なかなかおもしろい、ほんとかな。MSでAMPA受容体のサブユニットであるGluR2とGAPDGの結合が亢進するようで、ペプチドで、この結合を阻害するとMS症状が和らぐそうな

抗炎症剤で抗肥満
ほんまかいな、NSAIDSダイエットするで、っておもったけど、そこまでかんたんじゃないか
E3 ユビキチンライゲースであるSynoviolin/HRD1は恒常性に関与し、この遺伝子の欠失で体重がドンドン低下。
脂肪組織がうまく作れないようです。
逆に考えると、Synovolinが脂肪組織形成に関わってるということで、Synoviolinの異常活性化により肥満状態になってしまいます。
そこで、そんなマウスにSyboviolinの阻害効果のあるLS-102という薬剤を加えると、肥満が解消される(LS-102はリューマチの改善効果も期待されているので抗炎症ということか?)そうです。
ということでターゲットはSynoviolinということでした。
おもろいけど、今回遺伝的に肥満となる特別なモデルで検証してるので、普通の肥満でどうなるのか興味あります。
Synbviolin=HRD1ってアルツハイマー研究でも結構みる遺伝子だし、まぁおもしろいこと。
名前がグループによって違うからちょっと混乱しますね