へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

戻れない道・踊ると神経にいいのだよ・プラセボもゲノミクス・GSAP論文(´・ω・`)・血中脂質濃度に注目すると、あらたなADリスクファクターが浮き上がってきた。

いろいろ大変なんやで。
Xデーも近づき、なんかむしろ肝も座ってきました、パーストザポイント・オブ・ノーリターン♪
まぁいろいろな人にお世話になったし、なんとか頑張らないと。

色々追い立てられて、あんまりなにもしてないなぁ。
サイエンスネタ、ないこともない。
個人的にちょっとヒットしたネタとして、プラセボにかかりやすい遺伝的背景があるらしい。
プラセボは偽薬と書き、薬効を持たない薬剤を投与し、治験中の薬の効果があるかどうか検討する対照群となるのだが、じつはプラセボでも改善効果が見られる場合もあり、薬効の評価を難しくしている。
病は気から、というのを表している。
ここでプラセボがききやすい遺伝子背景をみると、COMTというドーパミン代謝酵素に落ちていて、ドーパミンは気分の浮き沈みをあらわす神経伝達因子であり、なかなか素直な遺伝子がとれているなぁという印象。
気楽、ってのが健康をうみだすということかもしれず、COMTの調節薬と薬剤を投与すれば劇的に効くのかも。

踊らにゃ損損。
ってわけでもないだろうが、パーキンソン病治療に端午、ええい単語、丹後、わざとやで、単5、けっこうあるな、タンゴのレッスンを受けるとよいそうな。
なんか社交ダンスと、認知症予防ってのもあったはず。
いやいや、こういうのは全然馬鹿にできなくて、一つには運動を繰り返す行動療法、もうひとつは、楽しいっていうドーパミン調節とかあるんじゃないかな。
認知症ってのも、孤独になるとどっと進む場合も多くて、コミュニケーション、スキンシップってのが多い社交ダンスってのはうってつけなんじゃないかと思う。

いまだにGSAPやってる人がいるのは驚き、というか、まぁ言いにくいけど、これかぁ、ちくしょう通りやがったか。
滅びろGSAP

もう突っ込みたい所が多すぎてあかん、結構IFある所に通っているあたりが憎らしい。
WB切り刻みすぎだし、APPのブロット怪しいし、論理展開おかしいし、ひどい論文なんだがなぁ。
いや引用しないぜ、時間の無駄だよ。

前回紹介したCellのコレステロール細胞内輸送に関わる因子の候補因子リストをしげしげと眺めていた。
こういうの大好き。
割と自分のやってる因子の関連分子がヒットしていたから興奮した。
よしコレステロール見るぞ。
Rabタンパク質なんかは、ですよねーって思いながら流すんだけど。

Circulation researchにアルツハイマーの論文が載っていてビックリ、ってほどでもないけど。
結局のところ血管の機能ってのは、体全体の健康に関わるのだ。
各種血中脂質パラメーターと、ADになりやすさの関連を、遺伝的に比較した感じ?
これらのパラメータを抜き出すと、ADと相関性の高いグループが得られ、さらに責任遺伝子SNPが同定される。
特に第4番染色体、HS3ST1、第10番ECHDC3の近くが注目されるらしい。
ヘパランサルフェイトとβ酸化、うーんアイデア的にあまりピンとこない。
Figure2はなかなか興味深くみてた、へーアルツハイマーリスクは結構はまってるじゃないか。
さてどちらが卵でニワトリ、ということになるのかな?