へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

おたまじゃくしな昼下がり・叱りたくないんだ・買いたい試薬・神経変性疾患にかかわる変異に特異的に結合するタンパク質はあるか?・Contactin4とAPPの結合は視覚サーキットの形成に重要?

良い天気でしたので、少し息抜きに公苑をあるきました。
たまに日光を浴びるのは精神の健康にも必要です。
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やがて手が出る足が出る、でも去年の秋もこんな感じだったなぁ。
悠々とおたまじゃくしが泳いでました、こいつらに天敵なんていなかった?
まぁこれだけデカいとふてぶてしく見えますが、小さな奴らもいます
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今脚があるのに気づきました、可愛いと思ってたけど足はどうか
ちびがえる
まけるなへのが
ここにあり

JASRACあたりに訴えられそうですな。
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公苑の薔薇も今が見頃です、おすすめ。
薔薇を見てると星の王子様を思い出すなぁ。
人はだれでも心に薔薇をもってるんやで。

How can I be vain when I know I'm homely?
というわけで、私はキレイじゃない事を知っている女の子のように、あまり自惚れることがなければ良いんですが。
昔は私も何も知らなかったわけで、今だって賢くないんだから、あんまり弟子にギャーギャー言っちゃいかんなぁと思うのですが、自分が忙しすぎて自制心がマイナス。
叱るのに慣れてしまうのが怖いわ。
ちょっと自分で教えるのを諦めて、自習を多くしました、もう血圧もやばいんだ。

DNAの整理が大体おわり、抗体に入りました。
まだ実験をやっている恐ろしさ、でもなんか次の研究に繋がりそうな結果も出たし、今年中にまとめたいな。
Cas9・CRISPRのクローン確認がまだ終わらないのです。
わりと有望に発現が減ってるクローンが出てきたし、ストックまで持って行きたい所。
変異体を解析するのにいろいろな方法があり、いままでTakaraのキットを使っていたのですが、安めのキットも見つけたのでお金が使えるようになったら試してみるかなぁ。PCRセットまで要らないし。
試薬のパンフレットを見るのが好きで、色々眺めていると楽しいです。
最近のトピック的には、ゲノムにインテグレートされずに、分裂しても娘細胞にベクターが受け継がれるという、EBウイルスの性質を利用したベクターが楽しそうです。
このやり方なら、高発現細胞株を作れるのはわかる。
そこまで高くないし、これも試したい所。

サイエンスネタ、ネタネタネタネタネタネタネタあーいーしーていけーないわけ^ーじゃーないー
すみませぬ・・・どの年代を対象にしているんだ・・・
なんかあったけ、ああ色々落としたけど読んでないか。
論文を何の気なしに読んでいると、自分が研究している分子に出会ったりすると、運命を感じます、がまぁ片思いですな。
これ系の論文は結構たくさん見たことあるのですが、分子の野生型、変異型に相互作用する因子をプロテオミクスで同定し、変異に結合する因子を同定していき、ショウジョウバエ、GWASなどにより、病気に関わる因子をスクリーニングしていく・・・というストラテジ、最近になるとちょっとレトロな気分にもなります。
APP Swedish変異に結合しやすい因子としてLRRPRCが同定されています。
むむむ、どうやろね、面白い気もしたけど、APPがミトコンドリアにあるとか言ってる時点でどうかなぁ。
そこら辺は永遠の平行線だけど、説がないわけでもない、しかしAPPのミトコンドリアへの局在の仕方というのが今まで見たことがないスキームで説明していて、なんなんだこれ、だれかFigure7のAPPはどうなってるのか説明してくれ。
とおもったら、ミトコンドリアにおけるAPPの局在はこうなっているッテ説があるのね、せつない。
まだまだ知らん仮説はあるなぁ、しかし見るんじゃなかった、過剰発現しなければ、この局在って見えんやろ。
なんか実は日本は宇宙人に支配されてるんだよってそんな事を聞いた感じ。
まぁその説はまったくこの論文では検証してないからおいておいて、Fugure7のスキームで変異があるところと、LRRPRCが結合する場所が全く違うのがどうにも。
私の分子のほうが・・・ゴホゴホ
このスクリーニングが面白いとしても、そのフラグシップとして、APPとLRRPRCの相互作用が注目されるべきかはわからんなぁ。

題名からはわからないけど、これもAPPと結合するタンパク質の話。
まぁ色々なものと結合する浮気者的な分子、それがAPP、どれか一つにしなさい!
といいたくはなるが結合するよContactin4
ちゃんと読んでないけど、視覚の刺激が起こることによって、Retinal gtanglion cell (RGC:網膜神経節細胞)と、脳の視覚をプロセシングするエリア(nucleus of the optic tract)がつながり、回路が形成されるのですが、その回路形成にどうもContactinが関わっており、そのレセプター?候補としてAPPも考えられるそうな。
NOTにコンタクチン4があるんだが、RGCより伸びる軸索の、そこへの到達(Targeting)にAPPとのとの結合が大きく関わっているそうな。
APPは局在的にコンタクチンをコントロールするファクターなのかもしれない?
表現型として、じゃぁ視覚がすごく悪くなるか、というと表現型は微妙(あるパターンの動画に対する反応性がかわるくらい)、APPノックアウトで視覚異常ってのもあまり聞かないしなぁ。
まぁでもおもろい。
コンタクチン全般的には軸索の方向性を決める因子でありそうですし、アルツハイマーと関係はあるだろうか?