へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

嵐がやってきた(アイドルではないがアイドリングしている)・ミスが気になる・脆弱性X症候群はAPPが関与している??・オーファン核内受容体Nurr1アゴニストでパーキンソン病治療?

嵐が近づいてきている。
それはこの頭痛でわかる、しかし全く雨は降っていない。はて。
残っちゃダメなんですかみたいな事をいわれ、自己責任でとかいいかけてしまい、どうも悪い大人になりがちだなぁとおもった。
もう何も考えないでさっさとお帰りって事にしておきました。

私がやりそうなしょうもないミスを2つばかりやってしまった。
まぁなんというか係の人も私のことばっかりやってるわけじゃなし、ヤイヤイ言わないと動かない所があるのだけど、ついつい状況を聞くのを後回し(まぁやってくれているだろう)にしていたら、全く動いてなかった。
別にリカバリー効かないわけじゃないけど、こういうわかりきったミスをするとすごく落ち込む。
なんていうか色々なものを捨てても甲斐性と、常識というものが欲しい時がある。
そしたら色々なんとかなったのかなぁ。
まぁ損な性格なのかも
「真面目になる」ということは、しばしば「憂鬱になる」ということの外の、何のいい意味でもありはしない。

さてサイエンスネタ、
ああ脆弱X症候群になんかネタが有ったような。
Neuron
昨日読もうと思ってわすれてたなぁ、Science dailyに負けた。
どうもAPPを切断するαセクレターゼの活性(ADAM10)が脆弱X症候群で高くなっており、切断されたAPPは細胞外部分のsAPPαという部分が大量に産生されると、シナプスの新生が低下するらしい。
アルツハイマー病ではむしろADAMの活性を上昇させることで治療効果があるんじゃないかと考えられており、sAPPαは神経栄養因子説も昔から言われているわけだが、逆行する、という事にはなるかもしれない。
まだちゃんとデータを読めていないけど、おそらくは神経発生のある時期にはそういう作用があるという話なんだろうなと予想、でないと色々矛盾出てきちゃうしなぁ。
Abstに出てきている情報で予想すると、ADAM10のAPP以外の基質でもお話は出来てしまいそうな気もする。
ちゃんとsAPPαの受容体が見つかって下流のシグナルもわかりました、とおさまるのかな?
このグループはアイデアはいいんだけど、詰めがなぁ。
まぁ読んでみるべ。

何年かに一本はNurr1とパーキンソン病治療の話を読むなぁ、いっつも同じこと書いてあるような気がするけど、大体いい雑誌、まぁ見る目が無いのだろうけど。
ああ、まぁでも面白いか、ドパミン神経に特異的に発現するOrphanな核内受容体Nurr1に特異的に働くアゴニストを同定したみたい。
これが承認済みの抗マラリア薬だったので、安全性試験が外せるから結構よいかもしれない。
まぁ他の疾患に対する薬剤効果があるなら特異的といえるんだろうかとは思うが。
Amodiaquineおよび、chloroquineってクロロキン?なんか薬害問題あったきもするが、ホンマに特異的なんやろか。
薬剤性パーキンソニズムを回復し、現在の第一選択薬であるL-DOPA慢性投与時の非随意運動Dyskinesiaを引き起こすことがないそうです。
うーんクロロキンって、昔遺伝子導入時に、リソソームの機能を抑制するために使ってた印象しかないわ。