へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

日記を書く暇など無いのだ・男がHQを読み思うこと・AD関連因子と脂肪代謝?・AD治療薬がPDにも有効

まぁ忙しい。
忙しいという割に仕事が進んでいるかというと謎でもある。
とにかく書類を仕上げて何時でも出せるようにはしているのだが、なかなか出す元気が出ない。
大きめの申請を書こうとしたのだけれど、出せそうなプロットは他のでだしてしまったので、論文を読みながらウンウンうなっておった。
一応アイデアは出てきたけど、どうもヒトがやってそうな匂いがある、AはC、BはC、だからA=Bじゃねというのは、みんな思いつくものではある。

論文のレビュー、博士論文のレビューなども降ってきたので少し進めていた。
インタビューやるのかなぁとちょっとワクワクしていたのだけれど、T大とは違い、もう少し間接的にやっていくみたい。
某N先生に論文の隅々まで誤字脱字チェックされ、最後のAcknowledgementでIさん僕の健康に気を使ってくれてありがとう、ってかいたら、Iさんってどういう関係だ!(研究に来ていた女医さんであった(人妻))と突っ込まれたのが懐かしく、めちゃくちゃ付箋貼って待ち構えていたんだが。
どうも最近ツッコミ上戸でいけない。論理性に合わなくても少しくらい大目に見るべきなんだろうか、なやみます。
とりあえずコメントにまず褒め称えるところからはじめようと決心しました。

なにかあったか、そういえば、足が傷んでいたので、湯原温泉に静養にいったりした。
母親を連れて行ったが、足が悪く、うまく温泉に入れなかったようではあった。
まぁ、まだ元気といえば元気だけど、お互いガタがきはじめているのはあきらか。
つるやという旅館に泊まったのだが、なかなか料理がおいしく、価格も標準的なのでおすすめである、まぁ岡山に来る人いないんですけどね。

なんというか気が進まないけど、断りにくいというシチュエーションというのがある。
返事をしたくないなぁと伸ばしている自分をみていると、我が身の過去を省みて苦笑してしまった。
女の子誘って3日4日返事がコないなんてザラだったからなぁ。あーめん。
まぁ本当は渋られてるんだろうなってのはわかるんだけど、そう考えたくないという気持ちが勝ってしまうかなしさ。
気が進まない、ってのも、今の自分がまだ好きじゃないから、なんとなく今の自分で良いというヒトを敬遠してしまうってところがある、こんなことをいって堂々巡りを繰り返しているのである。
そういえば居酒屋ぼったくりの作者の他の小説を読んでみようと、いくつか買ってみたのだが、おおう、これがハーレクインというやつか。
なんというか、小さい姪っ子のために、アンパンマンのビデオを借りるためにレンタルビデオ屋に入ったら、R18なビデオ屋だったことに気がついた父上、そんな感じの間の悪さであった。
あれやなぁ、大金持ち、俺様、だけど主人公に夢中、俺様に惚れさせてやるぜピカー。
ぱらぱらめくりつつ、この強引さの1%でも持ち合わせていれば、幸せだったかなぁと慨嘆したりするのではあった。
気を使って何もしない、というのは気を使ってないのと同じだったりする。
ちょっとまぁ、一人でいすぎたかな、とは思う。

さて、なにかサイエンスネタってあったか。
実はAlzforumに去年の研究のまとめ、みたいな記事があったから半分くらい訳して載せようかとしてたのだけれど、全部きえてしまい、やる気がでなくなってしまった。
まぁまだまだ臨床はすすんでないで。
全く読んでないけど、アルツハイマー病リスクファクターとして同定されているLR11・SORLA1が脂肪のエネルギー消費に働いており、肥満と関連がありそうだ、という論文があった。
わりあい、ADやパーキンソン病関連因子と目されているものが、基礎代謝制御に関わってることがわかったりするので、なにか密接な関係はあるのかもしれない。

アルツハイマー病治療薬であるRivastigminはパーキンソン病症状に奏効するらしい。
感覚的には逆なんだけどなぁ。
パーキンソン病ドパミン産生神経が脱落し、シグナルが落ちてしまうのだが、ドパミンと平衡関係にあるコリン作用性シグナルは上昇傾向となる。
そのためトリヘキシフェニジルなどの抗コリン薬がパーキンソン病で見られる振戦や筋剛直などに適応される。
一方で、リバスチグミンはコリンエステラーゼ阻害剤であり、コリンを増やす働きがある。
抗コリン薬は認知症に悪影響があるということで老齢患者には使われない等あったかとは思う。
以外にも逆にアセチルコリンを増やすリバスチグミンはパーキンソン病患者でよく見られる転倒を防止するよに、動作を改善するようである。