へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

いたいねむいいたい・進まない・降ってくる仕事とやりたい実験と・我々はもう古いのだ・二型糖尿病と匂い感受性の低下・尿の匂いでアルツハイマーを診断???

某監督に忙殺されたため、休み無しで過ごしたいたわけだが、なんだかんだ休みがあるってのは重要で、今週はなんか疲弊した一週間をおくっている。
監督と言ってもU22を指揮しているわけではない、書くな、眠くても。
おまけに痛いところがあるというのも疲弊するものであって、膝の痛みに耐えかねて家に戻ったらバタンキューな生活を続けていた。
膝は大分歩けるようになってきたけど、しくしく痛むので、遊離軟骨とか出来てるんじゃないか。

論文は相変わらず吊られている、まぁ忙しいんだろうなって同情もあるんだけど、結局優先順位が低いと言われているわけなんで面白くはない。
なんでもわかった顔してほっといても片付かんからなぁ、ワルモノになるつもりでせっつかんとイカ
いいかげんかんべんしてけれーって気分が盛り上がる、なんで毎回つまるんや
論文の方は目に見える締め切りが無いからつい伸ばしちゃうんだろうなぁ。
でもね、データもでたばっかりが旬でどんどん鮮度が悪くなっていくんやで。

色々仕事が来季から降ってきそうな雰囲気もあり、大腸菌が増えるのをうっとり見ながら、来季はこんなに実験できないだろうなと覚悟するのではある。
というか試験問題作らんと、さじ加減がむずいわ。
まぁ何でも自分でやろうってのはいかん。
真面目にこなしてくれてる学生に発見の喜びを提供したい所。
意外に学生指導は好きだから、まぁ適職といえば適職なのか。
ただ世話を焼きはじめると、とことんまでやいてしまう押し付けというのは割けねばならなぬ。
この辺の力加減ってのがわからんな。
とりあえずもっと仕事をガンガン優先順位だけつけておろして、学生がやりたいだけ出来る、そして(学会)発表できる成果が出る、って状況をみちびくのである、言うは易し、だが。

慣れない仕事ってのばかりだけど、結局自分が苦手だなぁって思ってる分野をやらないと、未来が無いのかなとは思う。
降ってきたのは幸いと思って、きたえねばならぬ、うおお逃げたい。
ああ、40にもなったら世間慣れした、ナイスミドルになってるかと思ってたけど、いまだにプライドばかり高い小心なおっさんを鏡で見るとがっかりするなぁ。男らしくないとか言われるわけだわ。
おっと、胸に刺さった小針は抜け難いのであった。
竹を割ったような人間になってみたかったなぁ、まぁヒトは自分と反対の属性に憧れるものではある。

どうでもいいが中田譲治という名前をみて漫画家か、とおもった私は古い人間である
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あ、真鍋譲治か、古き好き勢いのあるスペオペ感が好きだったなぁ、銀河戦国群雄伝ライとか面白かった。
これも関係ない話だが、学生の会話で、「あれ、あのひと、ひとりきりのクリスマスって歌ってた歌手でサー」
「そうそう、五木ひろし!」
なんでやねん
と思わず突っ込んでしまった。まぁ今の学生にとってベクトルは一緒なんだろうが。
ん?まぁまわるまわるよじだいはまわるってことです。

むかし後輩に僕のブログは前半が全く必要ないと言われた(ねにもってるぅ)といわれた事があるけど、まぁそうかなとも思い始めた、というか全部意味ないんやで・・・
ということでサイエンスネタ、はて、なにかあったか。
おそろしい、全然思いつかんな、これがボケるということか。
いや、まぁ正確には思いつくんだが、自分の研究に使いたいのは避けたいし。
さて、実は匂いに対する感受性の低下ってのはアルツハイマー病の初期症状であることが知られています。
どの位の精度かはしりませんが、日本でも匂いに基づいた認知症の検査法ってのが市販されていたりします。
じつは二型糖尿病患者さんも似たような匂い感受性低下が症状としてあるようです。
嗅内野の梨状皮質というところに感受性に関わる領域が発見されたそうな。
まぁそうだよね、としか思わないけど、じつはアルツハイマーでも嗅内野は早期に障害を受けると言われている部分。
糖尿病がアルツハイマー病リスクファクターであることを考えると、なんらかの関連があってもいいのかも。
インシュリン量を多くするようなグルカゴンLike peptide投与で匂いに対する感受性が改善するそうな。
ふーむハイファットダイエット投与し、嗅球を経時的に見るとかやってもいいのかな?
プロテオミクスとかやったらおもしろいだろうか。

パーキンソン病患者に特有の匂いがある、みたいな記事を紹介した覚えがあるけど、ADもしかりらしい。
といってもモデルマウスの話ですが。
モデルマウスと野生マウスを飼ってたら、なんか匂いが違う・・・ってかんじかはしらないですが、
なんか、はぁまぁそうですか、患者さんで同じこと言えたらよろしくって気持ちにはなりましたが。
ただちょっと、犬を訓練して、各段階のAD、PDを診断できたりしないかしら、そんな妄想は膨らむのでした。