へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

ダイエット戦士お腹が空いて眠れず・さまよう色々な・PDリスクSNPの一部は抹消組織ではたらく?

ダイエット食を10日曲がりなりにも続け、エアロバイクを漕ぐのであった、結果やいかに、というと、3キロ位減ったのは確か。
カリカリに表面が焼けたハンバーグとか食べたい、まぁ作れって気もするが。
しかし、恐ろしく飢えを感じていたが、最近お腹も小さくなってきて、ご飯大盛りとかにすると、気持ちが悪いのである。
そういえば、副産物として、あまり料理をしなくて良くなったというのはある。
新しく買ったヌードルメーカーも、一度パスタらしきものを作ったところから活躍の機会が無いのである。
あまり、次作ろうと思う程の出来でもなかった、というのはある。

正直敗北が続いて、病んでいたけれど、いつか成功する過程と思わないとイカンよな。
体幹が少し整ってくると、少し心に余裕が出てくる気もする。
コンシエルジュって漫画を読んでいたのだけれど、ヒトの思い出ってのは心理学的には勘違い、色々な衝動の代償なのかって考えさせられる(漫画で啓蒙されるのはどうなのだろう?)
さて、自分はどうか、というと、理不尽にヒトに怒ったりしたこともあったりだが、心配したり、なにかしてあげたい、って思ったのも本当だったと思いたかったりはする。
そういうのは思い出が美しく有って欲しい、全盛期への回帰願望らしい、のだが、心理学ってのは味気なくて容赦無いなぁ。
まぁちょっと時間を巻き戻して見たくなるってことはよくある。
高い崖からうりゃって落ちたら、過去に戻っている、そんな漫画みたいな想像はしちゃうなぁ。
ゲーム世代のリセット願望かしら

論文の改変をつらつら週末に行っている、でも文章も変えなければならない。
そこだけが理由というつもりはさらさら無いけど、Figureの多さにレビュアーがついてこれなくて、誤解も多く、色々なことをやったら良いのではない、というのは感じた、まぁ昔からそこは欠点だと言われ続けていたか。
反省したのは、とにかくあまり難しい理屈をこねてはいけないという事では有る。
色々思いつくのは自分の良い所でもあるのだろうけど、客観的な視点を提供できるヒトを大切にして、意見をこうべき、もしくはキクミミを持つべきであったのだろう。
自分はアイデア発想型の参謀格のスキル何じゃないやろか、責任とりたくないだけか。
とだべっていてもしかたなく、とにかく簡単な理屈でまとめるしかない。
自分の手間は別にしょうがないからいいのだけれど、元上司は手堅い手堅い、手堅いので、校正に時間がかかるんだろうな、と思うと少し萎える、業績は欲しいのだが、それは個人の事情だから、加味されないだろうな。
というとひどい人みたいでいかんな、事情はわかっていても、手前に出てくる仕事を先に片付けたい、ってのは理解できないわけでもない、

面白そうな論文を一本拾っているけど、それは自分の研究領域にひっかかるし、さて。
AAICという大きな学会があったし、ネタが多いらしいけど、私行けなかったしなぁ。
K盤Cでは行けて二年か三年に1回だわ。
パーキンソン病の危険因子SNPがどの細胞で活発に動いているか、そんな研究が発表されているらしい。
SNPというのは遺伝子の個性といえる、マーカーで、あるSNPを持っていると病気になりやすい(たぶん近くの領域にその病気のなりやすさを決める何かが有る)ということになる。
SNP自体は蛋白質をコードする領域でない所にある場合が多く、遺伝子の発現を制御する、と考えられる。
ということはパーキンソン病発症において、重要な役割を持つ組織(まぁ脳が予想されるわけだが)、でその領域は活発に動いている状態でないといけない、ということになる。
いでんしはゲノムからボーっと作られているわけでもなく、遺伝子が硬い構造、柔らかい構造をもっていると、発現量が変わり、その構造はヒストンという蛋白質に遺伝子がきつく巻き付くか、巻き付かないか、などで制御される(多分)。
というわけで、パーキンソン病のSNPが活発に動いてそうな臓器はどこになるのか、そんな事を調べたらしい。
脳の病気なので、脳が活発に動くかというと、そういうものももちろんあるけど、結構多くのSNPが抹消のリンパ節、肝臓、脂肪組織で動いている、とのことであった。
まぁでも炎症反応と神経変性疾患というのはいつも相関しており、最近脂肪代謝にたいして、幾つかのPD関連遺伝子が制御しているって論文があったかな。
末梢組織からPDが発症している、って可能性もあるけど、脳内で似たような機能をもつだけ、つまり単なる結果(意味が無いとは思わないけど)なのかもしれない。
想像の余地があっておもしろいけど。