へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

SFNは今年はパス・とってくれと思う親の心知らず・授業はつらいよ・レポートを待つ身

FACEBOOKを見ると、わが研究室の同輩・後輩どもがみなSFN2018という海外学会に参加するため、続々サンディエゴに集まりつつある。
あいつらどこから金出てるんやろうなァ、と思いながら、日本でほぞを噛むのである。
まぁ、学会参加資金を確保できない方が悪いわけ、情報収集はしたいところだけど、いかんせん科研費で毎年海外出張など賄えないし、運営費交付金ではマイナスになりかねん。
来年は基盤Bくらい出さんとな、と思うが、今の状態ではやや厳しかろうか、やはり業績はいる。

弟子の学振面接が近づき、発表スライドもV3くらい作成させたのだけど、どうも今一で金曜日ちゃぶ台返しで作り直しを指示したら結構ショックを受けていた(ように思う)。
気持ちはわからんでもないけど、とにかく4分しか発表時間が取れない所なので、研究のDetailを話すよりは意義、方向性、広がりを出す方がよろしいのではないか。
研究王に俺はなる、治療のグランドラインを見つけて見せる位の意気軒高な発表をまず作ってみて、それから現実に戻ろうぜ、という謎の指示をおくる。
首をひねる学生、まぁこればっかは私が作るわけにもいかぬし。

今週は日数の都合で、二回授業をせねばならず、準備がやや大変。
金曜日授業の切なさ、なんか行事や祝日があると別の日に回るのである。
とかく金曜日に授業するってのがまず疲れる。
何をやっていても、金曜日の準備をせねばという強迫観念にかられる
週の初めの方がいいなぁ。
授業自体はそこまで嫌いじゃない気がしてきたけど、滑っても滑らなくてもネタをやることにしており、時事ネタ?を探すのが結構つらい。
働く細胞ネタはなかなか辛かった、それなりに受けたけど。
性ホルモンとか危ういネタしか思い浮かばぬ。
時事ネタがないかなぁ、と思って探したら、ちょうどエストロゲンの新しい機能と癌のなりやすさについてPNASに論文が出ているらしい。
どうも女性ホルモンであるエストロゲンは細胞の増殖を促すことによって乳がん、子宮がん原因となるが、エストロゲンはDNA切断作用もあり、遺伝子の変異とのダブルショックにより癌の発生頻度を上げてしまうようだ。
まぁこういうまじめネタがウケるかは謎だが、個人的には余分な知識は本論を補強するので、深く理解したい場合には有効という結論。
うわべだけさらう勉強には全く活かせず、むしろ害悪、ってところで、結局偏差が激しくなる理由となる。
悩みどころ、結構偏差が出る授業をしているみたいだけど、成績悪いやつも拾いたい(勉強できるようにしたい)気持ちはあるんだ。

そういえば実習のレポートの締め切りが明日なのだが40人中2人しか提出していない怖さ。
〆切設定間違えたかなァ、でも一週間で書けなきゃ、二週間あってもどうせカケンけど。