へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

会議は長い・大学生に抗議するのは飽きたー?・Figureが30以上もあるPNAS論文に取り組む(徹夜だなぁ)

今日の会議も長かった。
でも次の委員長はもうそろそろ代わっていいよって言ってくれそうな雰囲気を感じる。
いざやらなくていいよって言われたら、なんかよりどころのない気持ちになりそうなワーカーホリックな私がいる。
まぁなんだかんだ無事終わってみると(終わらない仕事もあるけど)、仕事というのはそれなりに楽しい所もあるものだ。

高校で講義しませんかというお話がまた舞い込む。
うーん修行でやってみようかなぁ。
ちょっと人前でしゃべる練習はしっかりやっとくかなぁと思っている。
もうそろそろ、卒業も視野に入れねばならぬしのう。
大分自分の欠点もわかってきたから、次はもっといい講義ができるんじゃないか。

週一で弟子たちと思い思いに論文を探してきて読む会というのをやっている。
今週本気で忙しくて、明日読む論文を今読んでいる。
PNASで本文Figure少ないぜっておもっていたら、Supporting figureが23あるんだけど・・・まじかー
これはきっとサイエンス目指してたんだろうなーと生暖かい目で読む。
まぁなかなか見所のある論文だと思った
アポトーシスというのは、細胞自殺と書き、周りの細胞に悪影響を与えるのを避けるため、膜構造を保ち内容物が外に出ないようにしつつ徐々にシュリンクしていき、最後は貪食されるってイメージ。
ところがじつはアポトーシス細胞はメッセージをマクロファージに送っていて、その分化に影響を与えていたのであった。
それがアポトーシス細胞がだすExosome様シグナルソーム“apoptotic exosome-like vesicles” (AEVs)であるらしい
ここには脂質系のシグナル因子としてはたらくS1Pとその受容体シグナルが関わっている。
S1Pシグナルの活性化により、前身で有るlysosomeの多胞化が起こり、その内容物をAEVSとして吐き出す。
S1P自体は生存性に働くシグナルとしての解析が多いわけだが、死と生存の均衡は結構難しい。
死ぬべき細胞を長く生かしておくことは長期的には有利とはいえないだろう。
一般的に言われているより、S1Pのシグナルというのは生存性にのみ働くんじゃないのだろう。