久しぶりに実家に帰ったのだが、ほっておくと惨憺たる日常を母がスゴスようになってどうもいかん、最初燦々たるって書いてた、輝いてないぞ。
おぼつかないので、代わりに料理をしようと野菜ボックスとやらを覗いたら、筆舌し難い、ヘドロとかした何かが。
何が苦手と言って、物が腐っている匂いが苦手(得意な人もいないと思うが)、げーげーえづきながら片付ける羽目になった。
ヘルパーさんを入れたいんだが、すぐ喧嘩するし、まぁでも探してみるかなぁ。
歳を取るってこういうことなんだけど、まぁ身近な人間だと辛いっちゃ辛い。
筍をほって姉や友達に送ろうかとおもったんだが、今年は猪が出ているらしく根こそぎほっていった跡が残っていた。
猪は非常に鼻がよく、残っていることはほとんど期待できない。
とおもったけれど、かろうじて一個だけ見つけて、自分で筍ごはんを作って食べた。
うまいけど、今年はこれで最後かもしれぬ、まぁ隣の畑まで竹林が広がるのは防げそうだ。
かなり耕されてるから、畑を作ったらいいかもしれない、まぁ苗を食われそうだな。
唐辛子が嫌いらしいから、唐辛子畑を作るわ、キャロライナ・リーパーあたり。
どうもベッドがあっていないのか、寝る時間が多くなるほど神経痛がひどくなる。
もう10年以上使っていて、底板も朽ち果てていたのを張り替えたりしたんだが、本職でも無いので、どこか歪んでいるのかもしれない。
結構座っていられないくらいには痛い、まぁそんなこともいってられんのだが。
学振のコントロールが難しい、自分で書いちゃいかんと思って、アドバイス止まりにしていたのだけど、そろそろ時間が詰まってきた。
どうもみていると、こいつスランプなんじゃねとは思う。
できるやつだと思いすぎて、ちょっとほっときすぎた感はある。
実験できるやつでも、書類書きはだいたい初めてなんだから。
とにかく論文書きあげんといかん。
あ、終わろうと思ったけど、なんか連載するとか書いたような。
Youtubeで有象無象のショートショートを見たところもあり、ショートショートといえばこのヒトでしょ、というOヘンリが実家にあったのでつらつら読んでいた。
Oヘンリって胸キュンか?まぁそういうのもある、賢者の贈り物とか、多忙な仲買人のロマンスとか。
まぁOヘンリの良さを説明するのは難しい、好きとしか言いようがない。
多分純粋な人間讃歌だけではなく、結構皮肉もあったり、様々なジャンルがかけるのが飽きが来なくていい。
うまいなーと思うのは、例えば最後の一葉
大まかには、死にかけている絵描きの卵の女の子が、希望を失って、一日二日に散ってしまうであろう、窓から見える蔦の葉が全部散ってしまったら私も死ぬのねとつぶやく
しかし、2日たっても、3日たっても一枚だけ葉っぱが残っており、最終的には女の子が希望を取り戻して、死線から脱する。
回復期に、女の子の面倒を見ていた、老画家が嵐の晩に何故か外に出ており、肺炎で亡くなっていた事が知らされる
画家は女の子のために蔦の葉についているように見える絵を書いており、そのために亡くなったのであった。
というあらすじは有名ドコロなのだが、じつは、この画家が結構飲んだくれで、俺は最後に最高の傑作を残すんだと、何年も話しながら、全く絵を書こうとしないかなり駄目な人間であるというところが、この話の泣かせどころである。
目の出なかった彼の生涯の最高傑作が蔦の葉の絵で、女の子の命を助ける事ができたところにはジンと来る。
こういった、個々の人物の背景の書き方が素晴らしいと思いながら、やぁ、何度読んでも、最後の一葉はいい話だなぁと思うのであった。
個人的にはよみがえった改心が好きな話。
恋人から花をもらうのが名シーンだと思っている、泣かせどころ。
まぁでもこのジミーは見逃されても結婚できないよね・・・