へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

しっぽフリフリ・ジェットコースター的なアルツハイマー病抗体療法の推移

おしりがたまらない。

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犬が飼いたいけど、一人で飼えるものでもないか。

 

春先からひどい頭痛が続いて困る。

脳神経が何本かやられている気がする。

久しぶりに夕食を抜いたり、かなり食欲が出ないが、まぁ痩せるいい機会なのかな。

 

ぼつぼつ論文を読んで、奨励金書けないかなぁと眺めたりしている。

正直ネタは思いつくのだが、実績が無いところはある。

 

アルツハイマー病治療薬の世界は最近振り幅が大きくなっており、昨日称賛されたことが今日にはいやいや意味ないんじゃね、という展開になってることがおおい。

鳴り物入りで始まった抗体療法だが、よくよく調べてみると一部の抗体ではARIA( aka amyloid-related imaging abnormalities)と呼ばれる所見、脳内浮腫と微小出血に分類されるらしい、が起こっており、ARIAの発生は脳室拡大、つまり神経細胞の萎縮に近いことについて相関するようである。

これは一見デメリットに見えるので、何らかの神経障害が現れているんじゃないの?という流れの論文がScienceに掲載されている。

https://www.science.org/content/article/promising-alzheimer-s-therapy-and-related-drugs-shrink-brains

Aβの凝集体が取り除かれることで、空間はできることになるし、炎症反応の軽減が関係している、ベネフィットを示すものではないか、というのが大まかな開発側の見解らしい。

正直今の段階ではどっちとも言い難いけど、まぁベネフィットばかりと考えるのは流石に楽観的すぎるかもしれない。

どうしたらこれが防げるのか、原因を考えるべきなんだろうし、そこにはおそらくAD治療薬の発展があるだろう。

抗炎症、抗体療法のサイクルを繰り返すパルス治療とかしたら、副作用や用量の軽減につながらないかしら。

介入時期が早くなればこういうことが起こらないのかもしれないし。

ざっくり今後の展開予想だが、正直日本では抗体医薬の早期承認は難しくなるんだろうなとおもった。

保守的だからなぁ、