へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

頭が痛くても・本屋でメロドラマ・みとこんドリアでお腹いっぱいtau毒性とミトコンドリア

うーん頭が痛い。
昔は偏頭痛の度に、神経細胞が何個か死んでるのかなあ、認知症とかになるんだろうなぁとか思っていましたが、そうでもないみたい
女性の偏頭痛に苦しむ人では、加齢による認知機能の低下に健常人(?コントロールと言うべきか)と差はないよう。
まぁだからといって、Viva偏頭痛となるわけでも無し。

気分がくさくさするときには、笑えたり、泣けたりする本を読みます。
本代月うん万使ってるけど、まぁこの辺は独身の強みかなぁ
今日は、本屋周り(家の周りに二軒あります)していると、なんか大声で叫んでいるおばちゃんがいます。
「あんた、そんな男はすててしまいなさいよ!」
いちおう隅っこで電話されているのですが、声が大きい、会話がドラマチック
「大丈夫よあんた、いつかあなたを愛してくれる運命の人が現れるから!」
超感動です、韓国語のロマンチックなテーマソング流れそうです
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竹内まりあの「元気をだして」でも可
でも外でやって
ちょっと会話は気になりましたが、本探しをしていたら、酒見賢一の「泣き虫弱虫諸葛孔明」の新刊を発見
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後にも先にも大笑いした三国志演義はこれだけだし、1800円は痛いが購入
1,2巻は文庫化もされてるのでお勧めしておきます。かなりヤバイ孔明が出てきます。
こんなの引用する所が酒見賢一の懐が深い(?)所だと思う
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伝説の漫画聖モテモテ王国、まさか文芸春秋刊行の歴史小説に出てくるとわ、恐るべし

最近泣ける話というのも読みました。結構タイトルそのままだけど
沖方丁「もらい泣き」
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昔はSFが多かったけど最近天地明察とか、色々ジャンルを広げてきた作家サンです
ショートショートで、大旨実話で構成されているらしいです。
結構べたといえばべたなんですが、わかりやすく笑えたり、感動できる話というのは貴重なんでは無いかと思います。

さてみとこんドリアとは食べ物でしょうか
そんなことを考えていたらさんぷドリアも食べ物、超どうでもいいですね。
さてそんなミトコンドリアアルツハイマー病でどうも形態がおかしくなるのでは?という論文がNeuronに載っていました
どうもアルツハイマー病で蓄積して神経原線維変異という凝集体を作るタウ蛋白質ミトコンドリアの形態維持に必要なようです。アルツハイマー病ではtau蛋白質は高度にリン酸化され凝集しますが、その毒性については多くの仮説があります。
タウ蛋白質は、細胞内の輸送において電車のレールのような役割を果たす微小管に結合して、レールを補強するような役割を持つとされています。
この研究グループはショウジョウバエモデルで変異を持ったtauを発現させるとミトコンドリアが長く伸びるような表現型をしめし、機能も低下することを発見、アクチンの安定化低下というtau毒性がミトコンドリアの形態維持に重要なDRP-1のミトコンドリアの局在に重要なようです。
へ?アクチン?微小管はどした、よいよい。
ちょっと強引なところ多いかなぁ、アクチンの重合化強化で上記のタウオパチーのミトコンドリアへの表現型が弱まることを示して、tauの変異でアクチン重合弱まるって論文有ったから、関係有るの!とかいわれても、系が違うんだから実験した方がよいのでわって言いたくなるな。分子機構全然わからへんし。
ショウジョウバエもでるでやっているが、マウスTau変異神経脳でもDRP-1の異常は起こるの!ってデーターは出してるんだが、ミトコンドリア形態が同様に変化するのか見て無くないか
読んでみてここがわかりたい!って所が断線している気がするんだよな、この論文。
とか小姑みたいな事は思ったけど、問題提起でミトコンドリア機能とアルツハイマーの関係に研究が進んでいく契機としては価値のある研究ではないでしょうか(フォロー)