へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

体調悪しこばえとたわむる・ビタミンD不足は多発性硬化症を悪化させる可能性がある・新しい統合失調症関連遺伝子の発見・ケタミンとレット症候群

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確信犯。
ドナドナって感じで連行予定
ある晴れた昼下がり こばえがとびかう♪
ん?不穏な単語があったような。
涼しくなると虫が浮き浮きって感じで増えます。洗い物してるんだけどな。

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最近、家に帰ると死んだように眠っている。
日中は薬でなんとかやってるけど、夜になると熱が出てくる。
でも休みにくい時期だしなぁ

最近の履歴をみると頭痛い、調子悪い、眠れないのオンパレードで自分でもなんだかなぁって気にはなってくる。
まぁ勘弁して下さい、調子悪いときに、調子悪-って言えるところがないと結構辛い物なのですよ
幸せになって見たいなぁ、まぁ受動的なのがいかんのか

読んでないけど多発性硬化症ビタミンD不足で症状が悪化するって話があるみたいですね
栄養重要
多発性硬化症は、中枢神経系で神経の外側をまいている髄鞘にたいし自己免疫が起こり、髄鞘が脱落してしまう疾患です。
ビタミンDは神経の再生や髄鞘の形成に大きな役割を持つことが知られていることから、再生機能の低下が起こることが予測されます
調べてみると、興味深いことにVitamineDのレアな代謝酵素に異常が有るとMSになりやすいという話もあって、関係性はなかなかに注目される所みたいですね
研究者はVitamineD投与でMSが緩和されるか?という所はまだまだわからないと言っていますが、定期的に日光に当たって活性化ビタミンDを作ったりするのは多発性硬化症患者にとって良いことなのかもしれません。
アルツハイマーでもVitamineD3がアミロイドプラークを除去するって話があったりするけど、論文がJADだしなぁ。でもその受容体はアルツハイマー危険因子である可能性が示唆されていますし、神経細胞に対しVitamine D3が与える影響ってのも創薬研究としては面白い分野なのかなって思います。

Nature Geneticsに統合失調症の新たな遺伝子変異の報告が載っていました
LAMA2(Laminin2 subunit alpha 細胞外マトリクス因子かな)、DYPD(ジヒドロピリミジン脱水素酵素)、TRRAP(どうでも良いけどサウンドオブミュージックのトラップ一家と同じスペル)、VPS39(エンドサイトーシス関連因子かな)となります。
新しい遺伝子の発見は研究者にとっては、モチベーションがあがって、発症機構について考えて見る良い機会になります、VSP39なんかは研究的にも興味有るなぁ。脳内にはかなり多そうですね

え、まじですかって話
ケタミンという麻酔薬、じつはレットシンドローム(モデルマウス)に効くとか
レット症候群は女子にきわめて希に起こる神経疾患ですが研究者たちは、有る脳内領域の神経活性が落ちることを見出していたそうです。この部位は自閉症ともオーバーラップするのも面白い所
そこで、この部位を活性化するような薬剤を探したらKetamineが引っかかったとのこと
麻酔薬はきわめて低用量ではむしろ興奮性の作用が出ることが知られており、おそらくそのような作用が有ったと思われます。
Ketamine投与によりRettoモデルマウスの神経症状がかなり改善されるそうな。
まぁ筆者の言うように、ケタミンというのは慢性的に用いられる薬ではないので、治療薬としてすぐ有用であるとは言い難いでしょう。
しかしこの現象を解析することによりレット病、さらには自閉症創薬治療につながることは期待できそうです