へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

一人でも・月曜日はブルー・GRP88は新たな向精神薬や神経変性疾患の創薬ターゲットとなるかも

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微妙に笑ってしまった。
疲れてるのかな。一人でも仙人
しかしまさかの巨人勝利。
まぁペナントレース圧勝だったし、CSで負けるのもなんだかなぁ
ところで私の広島はどうなったんだっけ。

一週間の始まり
朝ミーティング、3月までに論文を出す必要がありそうで焦り。
なにもう10月終わるのかい
あわてて、色々実験を仕掛ける(いまさら)。
とにかく現代ノックダウンの実験は欠かせない。すべてはここからかな

久しぶりにはまってしまう論文を発見、Nature Neuroscience、大脳辺縁系に局在するOrphan receptor GPR88の話
これは結構面白いんじゃないか
線条体は、欲求などの情動行動や、運動の起動などに重要な脳部位で、特にパーキンソン病では大脳辺縁系ドパミン神経が障害をうけることが知られているし、ハンチントン舞踏病なんかでも大脳辺縁系のダメージがある。
また、ドパミンによる制御から、様々な情動が影響をうけるため、精神病についても重要な部位である。
GPR88は線条体の中型有刺神経であるGABA作動性神経に良く発現している。
今回の研究では、GPR88のノックアウトにより、GABA性の抑制機能が働きにくくなり、神経の過活性か、運動障害、認知機能の低下など観察されるよう。
GPR88の発現によりこの表現型は救済される
これは結構面白くて、GPR88作動性の拮抗薬や作動薬を作ることにより、辺縁系のGABA神経の活性を調節できる可能性が考えられ、抗神経薬や、神経変性疾患創薬ターゲットとなる可能性がある。
Nextbioで病気との関連を調べてみると、ハンチントン病脳挫傷など神経変性疾患で発現が上昇するという多くの報告があり、神経細胞死の制御にも関与している可能性があり、個人的には超萌えた
でもパーキンソン病は今からやるのはちょっと辛いかな
しかしビックリするくらい線条体特異発現だなぁ(Allen brain atlasより)
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しかしつまらない日記じゃのう