へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

学会に行って来たんだてば・ええ学会に行きました平服で悪い?・学会に3DSもって言ったのは私です先生・APOEとAβ凝集・糖尿病とAD・RXRアゴニストとAD・女性ホルモン投与時期とAD

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そうなんですよーおばあちゃんが・・・
ではなくて、筑波の認知症学会に出ていたのでブログはサボってました。
まぁ知り合いが沢山いる当たりはやはり認知症学会、楽しいです。
一方でお医者さんの黒い集団の中で一人ウインドブレーカーを着て悪目立ち。
口の悪い後輩に、そんなんで良いんですか?とか言われてしまったAヤギめお前なんかこんなヤギ
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わるいやつなんだ、Aヤギ
強引ぐマイウエイなヘノヘノワールドへようこそ
まぁ元気ですよ。何となくすり切れたような気分ではありますが。
筑波に毎朝通っていたのですが、6時おきがつらく、頭痛にさいなまされてました。

しかし後輩のポスター見ながら、色々突っ込んでしまったが、また評判が悪くなるのだろうか・・・
論文になるとき聞かれそうなこと、というのを改善策と一緒に言おうとは思ったけど、まぁうるさいんだろうなぁ。
レビュアーはもっとうるさいんだけどな。
認知症学会も一線級の日本人研究者が集まってるな-という気はしたけど、もう一年この研究が早かったら世界を席巻できたのに!という話が多い気がする。
日本人は人が考えつきそうなことはあらかた思いつく良い特質があると思うけど、突破力が足りないのかなぁ。
基調講演でだれか有名な外国人いるともっと良いんだけどなぁ。

出来心でNintendo 3DSを持って行ってしまい、学会で電源オフしようと思って忘れてました。
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未だかって無い人数とすれ違ったのですが、あの黒い集団の中に何人Nintendoの奴隷がいるのか。
へのへのというMiiを受け取ったあなた、それは私です(バレバレですな)
あうあうあー

お友達(だと思う)の論文がJ neurosciに載っていました
ちゃんと留学した成果が幾つかの論文になっている偉い人です
他の知り合いの名前もあったり、良かったよかった。
ApoEのサブタイプであるE4アレルはアルツハイマーの最大のリスクファクターで有ることが知られております。
しかし、その発症機構における機能は意外に知られておりません、というか情報が錯綜している感じかなぁ
多分いまある仮説としては
②アミロイド凝集に影響
神経細胞毒性に関与?
位はあるのだろうか、氏の研究は、②の仮説に基づいて、Aβのオリゴマー形成(可溶性の凝集体で毒性が高い)の形成にAPOEのアレルが大きく関係している事を示した物です。
特に私も興味のある脂質とAPOEの関係に踏み込んだ解釈をされているので興味深い。
APOE4は代謝も早く、生体内に少ない可能性も高いですが、少量でも存在すれば凝集を引き起こす様な可能性は有るのかもしれません。
APOE4のみマスクするような薬剤・抗体を使えば治療効果があるのかもしれませぬなぁ

認知症と成人病の関係というのは注目されているところです
とくに糖尿病は改善薬も多く、製薬企業は認知症の改善効果が無いか興味を持っている所だと思います。
そんな風向きに合う(というか沢山この手の論文出てなんか目新しさ無いけど)、老化促進マウス(SAMP1とSAMP8)を使って、糖尿病とアルツハイマー病様症状の進行が関係するか検討されていました。
個人的にはそう言えばこういうマウス有ったな-って感じです。
というか他にも論文見たことある気がするんだよなー気のせいかな
と思ってPubbmed探したら、あるわあるわ。
人気がありすぎて、どこが新しいのかわかりませんわい。
見てるのも炎症・分解・産生とブロードだしなぁ

情報として古そうだけど、RXRのアゴニストは最近アルツハイマー病治療の創薬標的として注目されているのですが、抗ガン剤としても使われているIRX4204という薬剤は同様にアルツハイマー病に効果が有るばかりか、FTDP17のタウの凝集もよくせいするようとのことなんでや
サイエンスに掲載されたADに関する論文ではAPOE機能の回復がキーであるように思っていたのですが、他にも作用があるんですかね。学会報告みたいで詳細は全く不明
認知症学会ではこれからはタウだね!ってAβ産生とか研究していた人がいい顔で言ってましたし(ちくしょう)、タウの凝集にいたる過程、やはりアルツハイマー発症機構と関係するところも有るのでしょうか
どちらにしても、RXRのアゴニスト系は注目です

ああ、もう寝ようかな
閉経後の女性に女性ホルモンをうつとアルツハイマーのリスクが下がるというのは面白いかなぁ、これも結構よく言われていることで、新しいのかどうかわからんけど、沢山論文が出ているということは正しいと言うことなんだろう
ああ、でもまった。これは結構大切な論文だ
ホルモンの補充療法を閉経後5年以内に行うとアルツハイマーリスクは軽減するが、じつは老年期に投与すると返ってリスクを高めてしまうらしい
どのような違いが有るのか、そこの違いがわかれば女性におけるアルツハイマー発症機構について考察出来るかもしれない眠い

パトラッシュすらいないけど一人でルーベンスの絵でも見に行こうかと思います。