へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

読まずに食べた・綺麗は毒・SPON1新たなアルツハイマー危険因子?・NOGOファミリーNgR1は思春期と成熟神経の境目の遺伝子である

どうしよう。最近耳についてはなれない、気づけば歌っている歌がある。
言葉なんていらないであろ~
ドン・・・昭和の薫りです(本当か)
なんだこれ、見だしたらかなりおもろいんだが。

研究室が色々改装されることになり、撤去作業が入りました。
なかなかどう動いていいかわからない、悲しい自分がいます。
機材落ちてきてたんこぶ出来たし。
おまけに掃除をすると風邪をひく悲しい体質。
ヒトは綺麗なところじゃ生きていけないのよ!(今日はナウシカですか)
って叫びたいところですが、単に埃に弱いだけです。

また食べたくなって、牛テールをポチッとしてしまいました。
牛テールスープは寒い日には最高です。
スープにした後、油の抜けた肉を食らうです。

鼻がむずむずするのは、掃除のせいだけでは無さそうです。
ああ、花粉の季節なんですね。
暁の星がまたたいて、百年立っていたんだな、と気づく、そんな感じですが、花粉症で気づくのは情緒がない。

その名もSPON1
だ、だひゃれ(噛んだ)をいうのは誰じゃれー
はぁはぁ、え?ああ、PNASです。いいよ流して。
しかしなんだろうなぁ、探し方が斬新すぎて、ぱっと受け入れがたいところがあります。
というのもまず探したのは健常人の脳からであるから。
彼らは、脳全体の神経活性を解析できる手法と、GWASによるゲノム解析を組み合わせて、脳神経のコネクション(どことどこがリンクして活性化されるか、どういう層構造になっているか?)を解析していき、そのような脳のコネクションに影響する遺伝子をスクリーニング、その候補因子のなかに、脳のReasoningとEmotionをつなげる力を弱くするSPON1という遺伝子のSNPが引っかかってきた。
SPON1の解析していくうちに、アルツハイマー病のなりやすさ、進行の速さに相関することも明らかになったようです。ADNIのデータとか応用してますな。
SPON1のトランスクリプトであるF-spondinはアミロイドβ産生に関与するという論文もあり、綺麗な話ですな。
でも層構造?に関わるということは発達異常の様で、かなり年を取ってから起こるADに関与するとすると今ひとつ咬み合わない気もします。
でもAPOE4を持つヒトも、結構コネクティビティ変わってるって話もあったかな、というかAPOEとかもっと強いリスクファクターが引っかかってこないのに、こねくてぃびてぃとADが関係あるとか言うのが腑に落ちないのか。
まぁ候補因子ということで、他のラボから追試実験欲しいところです。
他にもこの解析から、autism (MACROD2), development (NEDD4),や mental retardation (UBE2A)などの病気に関わる因子がこねくてぃびてぃに関わる因子として報告されています。
Developmental diseaseと相関するのはいいんだけどね。すごく理解しやすい

もういけない、私若くないの。
そんな神経も若返らせることが出来る、NOGOならね。Neuronに掲載された論文
そろそろヘノヘノも精神的に微妙な時間帯に達してきました。
ホドレイホー眠いなり
思春期の神経は外界からの刺激をうけ良く変化し、それが学習効率等に関わっているわけですが、その力は大人になって失われる。
そう僕らにはもう妖精は見えない、こんなこと書いている私はなんかの反応が陽性になってそうだ。
全然関係ない、ええとなんの話や。

普通Adultな神経、パシパシシナプス作らないんですが、年寄りマウスのNOGO受容体ファミリーの一種NgR1をDeletionされたりすると、髪が生えてくる。
じゃないよ、シナプスがさくさく出たり消えたりTurn overが早くなるそうです。
逆に言うとNgR1が発現しだすと思春期の終わり、成熟した神経細胞ができていくとのこと。
一本きって驚きの若さに、深夜に広告できそうな感じですがどうか。
Strokeによる神経障害の再生も早くなるそうで、色々創薬への応用も効きそうな話です

環境的Enrichmentがなぜアルツハイマー病を防ぐ効果があるのか、って論文も出てるみたいですな
Neuron
まぁ読んでないので、また今度。