へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

そうだ京都行こう(天龍寺)・Bexaroteneのアルツハイマー病治療効果に疑義が提唱されている

週末思い立って、そうだ京都行こうを実践。
なんじゃそりゃ。
まぁ母が京都にいたので便乗です。
嵐山へいきました。
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夢窓国師のお庭でございます。天龍寺だす。
京都は激アツでした・・・
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お疲れの二人連れはのんびり桜餅食べるのでした。桜餅しか覚えてないわ。
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おみやげに京風マグネット買ってきました、結構お気に入り。

さてさて、論文も書いてますよ、しかし進まないなぁ。
毎日書かないとなかなか英語脳にならない
今日は久しぶりに外国人のセミナーを聞きました。
カンナビノイドもなかなか面白そうではないか、ちょっとつかれてネタけど。

さてサイエンスネタネタネタ。
先週のScienceはBexarotene祭り。
一年ほど前画期的なアルツハイマー病新薬候補として、核内受容体RXRのアゴニストであり抗癌剤として承認されているBexaroteneがScienceに報告されました。http://www.sciencemag.org/content/335/6075/1503.short

BeX投与すると、みるみる脳のプラークが消えるという、あまりにも画期的なデータ、よんでておいおい画期すぎるだろうとおもったが、まぁみんな疑ってたみたいで、今号のサイエンス大御所の追試が行われたわけです。
けっかはアーメン、だれも脳のプラークが消えるということは再現できなかったみたいです。
StrooperやSisodiaに否定されたらAD業界で生きていけるんだろうか。
ところがニュースを見ると、もちろん疑問視されているというニュースもでるんですが、
なんてタイトルも
ん?そんなお話だったでしょうか?
じつは、4グループのうち一つは、初めの論文の共同著者で、アミロイドプラークの消失は改善できなかったものの、(実はオリゴマーは減るから)認知機能には改善が見られるというデータを出しているのでした。
ということで最初の論文のラストオーサーDr Landerthは割りと居直って、とにかく認知機能に改善が出てるからアミロイドプラークができるのと認知機能の低下は関係ないんだ、みんな再現できないのはふしぎでわけわかめだけど、大事なのは認知機能の改善だから!(いやそんな感じのやや支離滅裂な感じで)
みたいなコメント出してるんだけど、なんだかなぁ
原著の題名
ApoE-Directed Therapeutics Rapidly Clear β-Amyloid and Reverse Deficits in AD Mouse Models
なんだけど。
ちょっとキナ臭い匂いがプンプンしますな。
GSAP祭りもそのうちやって欲しいなぁ。