へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

充電から覚めたら寝過ごした・ポチにして・うた恋い・銀河帝国興亡史・PLD3のレアな変異はADリスクを亢進する・TDP43の毒性はEif2Aにあり???

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というわけでブログを書いてるわけです。
しかしそろそろ猫ネタも尽きてきたのです
ネコといえばタマ
そうタマ切れ
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ポチだっていいじゃない
そんな相田みつをみたいなこと言ってみましたが、ダメダメ。
一体俺は何のはなししているんだろう、一片ブログ飛んで書き直しているという不毛な作業中なのです。

さて後輩の博論とか聞いて来ました。
昔はピヨピヨ自分の後ろを付いて来ていた印象だったのですが、色々な修羅場をへてなかなかどうして、どうしよう、どうしたんだっけ(おい)。
いやいや立派にやり遂げたてました。
ぼーっと立ち止まってると抜かれちゃうから、もっと精進しないとね。

最近うた恋いの新刊が出たので、よんでました
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1~3巻ほどではないと思ったのですが、僕が最初の印象が薄れてるのかもしれません。
もっとも作者が最初書きたいと持ったのは、小野小町から藤原定家あたりだったんじゃないかなぁとも思いました。
といってもなかなか味わい深く、面白く読みました。
小野篁というなぜか後世にシスコンのレッテルを貼られてしまった天才の存在など、こんな本でも読まないと知らなかったでしょう。

こんなのも読みました。
アイザック・アジモフ銀河帝国興亡史の漫画化、誰得やねん。すきなんだけどさ
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というのも全く活劇要素無いんですよね、政治でほとんど解決しちゃうし。
絶対アニメ化とか映画化はない(このシナリオでは)
といっても結構面白いんですよ。ああ、こんな話だったんだなぁってやっと腑に落ちた所もあります。
読んだのウン十年前だしなぁ。
この次の巻の第二ファウンデーションが面白いです。
ミュールというキャラクターの設定は、この頃にしては斬新だと思うんです。
なんだかんだアシモフはロマンチックな所があります。
彼の二大シリーズは銀河帝国興亡史とロボットシリーズなのですが、晩年、2つの歴史はつながってるんだ-と言い出して、うまくこじつけて感動した覚えがあります。絶対あとづけやろうけど
彼の本では「われはロボット」、「聖者の行進」が短編なので読みやすくてお勧めです。
彼は短編がむしろうまい作家じゃないかなぁ。
聖者の行進の、バイセンテニアル・マンは今でもちょっと目がウルウルしそう。大好き。

さてサイエンスネタ。
最近自分がググったら自分のブログが出てくるのが怖いっす。
全部伏字でやろうかな
APPをAピーピー。
あかん
まぁちょっといい加減でも勘弁して、全部読むのしんどいねん

Natutreにアルツハイマーのレアなリスクファクターが見つかったという話が有りました。
業界も大分煮詰まって来ましたがまだまだ出てきますね。
ものとしてはPhosopholipase D3(PLD3)というタンパク質のレアバリアントをもってると(保有者はかなり少ない)ADりすくが二倍になってしまうということです。
V232DとA432Aでいいのかな、A432Aはサイレントミューテーションであるようです。スプライシングに関与しそう。
PLD3の活性依存的に神経細胞におけるAβの産生が逆相関だっけかな、活性を高めるとAD治療、ふむ難しそうだけど、やりようはあるかも
PLD3は脂質代謝酵素なので、どのように脂質代謝変動がおこるか、気になります。

Nature GeneticsにTDP43の毒性に関与する遺伝子のスクリーニング論文が出ておりました。
いや面白いところ多かったので誤解のないように書きたいんですが、ちょっとショウジョウバエスクリーニングと酵母スクリーニングの組み合わせというところにNature系論文編集者を惹きつけてやまない、彼らだけに見える裏ドラが存在するんじゃないかと思ってしまいました。
いややっぱり口悪いか。流してください。
しかしたくさん論文出したなぁ。
非細胞系ででたデータが良く神経細胞でも相関取れるなぁ。まぁとれなアカンのやけど。
今回の論文ではTDP43のストレスグラニュールの局在により、翻訳開始因子の一つEIF2Aのリン酸化シグナルが強くなるという趣旨のデータが指摘されています。
そしてTDP43、およびTDP43の毒性を上昇させストレスグラニュールに存在するAtaxin2に結合するPolyA binding protein(PABP)がTDP43の毒性のキーである様です。Ataxin2がPABPをTDP43に連れてくるんだ的な事書いてあるきがするんですが、根拠がわかりませぬ・・・
あ、遺伝的な上下があるという事からか。Ataxin2のPABPに結合できないミュータントだとTDP43掛けあわせ毒性が出にくいんですな、ドットハライ、ん?他の説明いくらでも付きそうだけどなぁ。
PABP自体はEIF2Aの仲間と結合して蛋白の翻訳の開始に関わるようです。
そしてPABP自体ALSの運動神経に溜まる
最後にEIF2Aの活性阻害剤でTDP43の毒性が緩和されるようなデータをチラッとだしております、うーん?ちょい微妙。まぁ自分の目で確かめてくださいまし。

なにやってるんだろう、もう寝よう・・・