へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

思ったことが皆形になるわけじゃない・3月中に何とか・ブツブツ・L3000の話・自閉症の定義って・KLCのE型はアルツハイマーのリスクになるかも

あんまりヒトに無理を言っちゃいけないですね、自分からするとそういうつもりじゃなかったりするんですけど。
その人の立場にはなかなか立てないもんです。
ああ、なかなか自分にがっかりする気分から抜け出せない時があります。

夢をかけて望んだブロット、ううむ野望ならず、結合してませんでしたか。
まぁ考えたこと全部実現したらエラいことです、人呼んで(誰も呼ばないが)Hypothesis cemetery

論文をまたいじり始めました。
なんか某論文のニュースチラチラ見てると、論文の一節にコピペが見つかったとか祭りになってます。
厳しいなぁ、と思います。
まぁ英語書きじゃない日本人としては、Springer exemplarとか使って、似たような引用を探したりしますから、原本となる表現はあったりします。
全く関連のない論文から一部参考にしているだけだから、まさか問題になるとも思わないけど、誤解を避けたかったら、重複がないかチェックする必要があるかもしれない。
そんなあなたに剽窃チェッカー
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まぁ色々ググれば良い文章出てきますからね、チェックは必要なのか。
結局のところオリジナルがかける能力が無いと、どこかで詰まっちゃいますし、剽窃するヒトの方が損をするのじゃないかと思います。現状6000Word越してますから、こんなのやってられない、正直。

まぁこれからやることは、家の階層を高くするのではなく、家の支柱を太く強くする実験にしようと思います。
とにかく今回は論文を出すことを優先しないといかん。
不思議なもんというか、コンスタントに論文を出している研究室だと、段々ハイジャーナルに通りやすくなりますけど、最近論文出していないという研究室だと、評価も厳し目になる気がします。
自分がそういう観点で論文レビューするかというと、重視はしないけど、やっぱりその論文だけでなく、過去に何をなしているかは、過去の論文に現れるので気にはします。
コツコツ実績を積み上げて、信用をえる時期が必要なのかと思います。
自分のデータ省みると結構面白いことは言えてるけど、JBCクラスで(良い雑誌だけど)留まりそうな気もします。
と思ってるからJBCも苦労するんだろうなって今までの経験から思うのですけど。
惜しい・・・VivoのデータがあればJCIやで(まぁそんな論文多いですけど)。

Lipofectanmine2000の話をして、3000出せよとかいってたら、本当にLifetechnologies incの新製品がLipofectamine 3000でした。
1000年は出ないだろうと思っていたんですが。
2000より遺伝子導入効率がよく、細胞ストレスがすくない。
サンプルくれるらしいので応募しました。1.5倍くらい効けばいいなぁ。

後輩の論文がScience translational medicineやJournal of experimental medicineに載ったりしてました。
ウラヤマっていったらちょっとやっかんでるので、素直におめでとうさんということに。
かなり面白いテーマの論文たちですが、まぁ探してみてください。

自閉症の定義が改定されるようです。自閉症興味あるのです。
これまで自閉症は3つのカテゴリ分けがされており、アスペルガー症候群自閉症・広域発達障害と分けられていたのですが、このカテゴライズをやめて、自閉症自閉症とし、別にSocial communication disorder(SCD)というカテゴリができるとのこと。
この改定により自閉症患者と診断されるヒトがかなり減るようです。
割りといろんな症状が混在している印象でしたし、ゲノムワイドな仕事は進みやすくなりそうですが、これまで自閉症と診断されていた人たちが、適切な薬剤治療を受けられない(適切なのがあるのかわからないけど)等の弊害が出て来ることが懸念されているようです。

阪大のグループのADリスク因子(?)の仕事がニュースになっていました。
これはまぁよく頑張ったなぁと思ったのですが、マウスの系統の中で、アルツハイマーモデルと掛けあわせても、症状が出にくいものがあったとのことで、ゲノムワイドになにが起こっているか調べた所、キネシンライトチェイン(KLC)のスプライシング型に変化があるとのことでした。
よう見つけたなー。
KLCのE型が多くなるとAbe-taがたくさん出てきて、少なくなると減少する。AD患者ではE型が多くなるようです。
もう一歩、E型特異的抗体とかつかって脳内量がわかるとか、E型の機能がVitroでわかるとかあったらフィジブルかなぁと思いましたが、キネシン系のトラフィック自体はAPPの輸送に関わっていそうなので、有りそうな話ではあります。
遺伝的なリスクファクターなのか等今後検討が必要かと思いました。
全然関係ないけどむかしPresenilin2のSplicing valiantの話があったけど、どうなったんやろ。
どこかの製薬が研究していた記憶が・・・