へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

発表だ・気がつくこと・てーまそんぐ?・Lillyの創薬すごろく・青斑核とアルツハイマー病の症状

実は人知れず(?)研究発表をしていた私。
一ヶ月くらいまえにやったばかりだったので、Detailを省いてみたけど、結局時間はかかってしまった。
個人的には今の論文を補強すると思ってイケてるデータだったが、結構反発有りそうなので、使いドコロは考えないといかんかもしれない。
というか論文では使えないか-、結構気合入れたんだが。
ただ、そのFigureだけ見て言えることは少なくても、別系統でやったFigureを並べて、同じ方向を向いていると大分印象は変わることが多い。
Progress reportでけなされても、しっかりコントロールさえついていれば無駄になるデータは無いはず。
まぁ少なくとも次の論文では使えよう。
取り敢えず論文の仮説のScheme図を書いてみた。
まぁ細々と書いてしまったので、要検討だけど、割りと素敵な図が出来たので満足。
なんて言ったって、自分の独自仮説を図式化して論文に載せるってのは、言いがたい喜びはある。
採用されるかわからんけど
 

どうも坐骨神経痛とやらになってしまったらしい。

ずっと痛いわけではないが、ある角度になると痛い。
やれやれ、ここが痛いあそこが痛いってのが多くなってしまった。
そういえば昔、母親が何処か痛いところがあると、「ここにがんがあるわー」と叫んでいた気がする。
単に母的流行が終わっただけかもしれないけど、父が癌になってからそういうことを言わなくなった気もする。
人間長く生きてると、気楽に生きているようでも、なんやかんや傷を抱えて生きていくんだなぁとちょっとしんみりしてみた。
 

しんみりした所でテーマソングが欲しいと思った私、80年台流行歌風自動歌詞生成システムなんぞを見つけてテーマソングを見つけようとするのです。

 
馬鹿だったあなた
あなた好みのナイキ
 
かがやいていた
自分勝手だよね
 
おもいだせない
あなたのおばあちゃん
また行こう大須
 
あなた好みのナイキ
女の子の一番大切なおばあちゃん
 
また行こう大須
桜のおばあちゃん
 
知ってるんでしょ?
わたしのひみつ
そんなことばかり考えてる
 
おもいだせない
みんなには内緒ね
 
TELした
まるで大空
キスしておばあちゃん
 
そんなことばかり考えてる
昨日までのおばあちゃん
 
キスしておばあちゃん
さわやかなおばあちゃん
 
嘘ばかりついてるあなた
ガラスみたいにときめいて
 
あなたは知らんぷり
素直になれないわたし
 
飛んで行きたい
麗しの夜
いっしょになろう
 
ガラスみたいにときめいて
走り出すおばあちゃん
 
いっしょになろう
麗しのおばあちゃん
 
謎のおばあちゃん押し
どっから持ってきた。(コンピューターおばあちゃんかなぁ)
大須って80年台のメッカだったのかなぁ、観音様あるみたいやで。
JPOP ジェネレータってのもあったけど、今は稼働してないみたいね。

http://hatenanews.com/articles/201011/1940

翼広げすぎたり、桜舞いすぎたり、瞳閉じすぎたり、君の名を呼びすぎたり、会いたすぎたりするらしいです。たまに震えるでしょう。
 

サイエンスネタってわけでもないけど、Eli lily創薬すごろくってゲームの悪評が立っているらしいのでやってみた。

https://lillypad.lilly.com/game.php

なんとなく自分の感覚てやってると間違うQuizも多かったんですが、なんとか一回でGoal
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違和感を覚えないかというと、やや製薬会社よりのデータな気もしたけど、批判記事よんでたからかな。
まぁ批判点としては、製薬会社はR and D費用の巨額さを引き合いに出して、薬の価格を釣り上げようとしているって見方みたいですね。

ヒトの口に入るものを作るのは難しいなぁと思います。

一つの薬を作るのにかなりの失敗があるってのも事実なんですけどね。

 

そういえばJNeurosciEar2のKnock outマウスとAD掛けあわせで表現型が悪化って論文読んでたのを思い出した。

http://www.jneurosci.org/content/34/26/8845.full.pdf+html

Locus ceruleusってなんだったか思い出せなくて、教育って役に立たないなって思いました。青斑核

海馬に注目が集まるアルツハイマー病ですが、青斑核でも神経変性は起こっていると考えられております。以下のページに詳しい、さすが認知症学会、最近会員になりました。

いままでなってなかったのがビックリですが。

http://dementia.umin.jp/link4-1.html

青斑核はノルアドレナリンの産生部位であり、睡眠、記憶、情動、脳内炎症、ストレス対応など幅広く脳を制御する部位であります

マウスを使ったアルツハイマー病モデルでは色々再現できないことも多いのですが、この青斑核の神経細胞死というのも再現できないことの一つらしい。

そこで青斑核特異に発現するEAR2という核内受容体のKOマウスとADモデルをかけ合わせるという研究を行った。このモデルでは青斑核の神経が正常に分化しない、つまりADモデルにおいて青斑核の機能が失われた時、どのような表現型が出てくるか検討する、というのが目的。ノルアドレナリン大事なんか?ってところです。

そりゃまぁ悪いのと悪いのと掛けあわせたらもっと悪くなるんじゃね?と意地の悪いことも考えましたが、まぁ認知機構、長期増強記憶が悪くなります。

なんだかんだ言って、病状に近いモデルを作るのは大事ですし、すごく重要な知見かなと思いました。

記憶と関係のあるCAMK2のリン酸化が低下するので、ノルアドレナリンが離れた場所にある前頭葉のシグナルにも影響する事もわかりました。

ここが一番うけたんですが、パーキンソン病の薬剤であるドロキシドパ(DOPS)という薬剤がこのモデルマウスの症状を一部改善する事を示していました。日本発の薬剤やで

ドロキシドパはノルアドレナリン前駆体となります。じつはパーキンソン病でも、病状が進行すると(L-DOPAなどのドパミン製剤の長期投与による副作用の可能性も考えられています)青斑核に神経変性疾患が現れてきて、ノルアドレナリンが不足して、すくみ足という症状がでてきます。ドロキシドパはすくみ足症状の改善に用いられます。

臨床で使われている薬はある程度安全性は確保されているわけですので、有望なターゲットなのかもしれません

調べてみると普通のモデルマウスでも効果があるって論文もありますね

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21705113

青斑核の破壊は炎症、APP代謝には影響しないと今回の論文のデータで示されており、神経のシグナル応答そのものを制御する効果が強い印象。

まぁいいんですけど、Figure6HAmyloid betaのデータは分子量がおかしい・・・

単純ミスやと思うんだけど、1個こういうの見つけてしまうと、他も疑ってしまうのも事実。

校正大事って話でしたまる。