へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

夏バテと人は言う・鬱屈を詩的に表現すれば・体調はわるく・お茶を濁して濁す・緑内障の危険因子コレステロール代謝と関連か

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なかなか夏休みモードが抜けきらず、一日が終わるとぐったり力尽きて寝て過ごしている。
土曜日後輩と飲んだら、僕のブログの前半部分はかなり無意味?のような事を散々言われて、なんとなくブログを書く元気がなくなっていた。
あんまり自分の日常とか心情に興味のある人というのもいなくなってしまったのかもしれない。悲しい。
ゲラゲラ箸が転げてても笑えたり笑わせたりした頃もあったんだが。
まぁScienceネタは興味あるよって事を言いたかったんだろうな、とは思う、どうも僻みっぽくていけない。
自分がもっと考え過ぎないか、それか、人並みに周りが見渡せる人間だったらなぁとはいつも思う。

取りに行くべきもの、と本当に欲しいものというのが全く逆方向に伸びてしまうのは残念な気がする。
力が欲しいかと言われれば、欲しいわけだが、せっかく育てた花を愛でていたい気持ちもある
花にはもう自分を守るトゲがあるから大丈夫なんだろうか、思い切ってたびに出るべきなんだろうか。
異国 ああ きょうも星の夜、というフレーズがクレヨン王国のシリーズの詩にあってずっと心に残っている。
何処に行っても異国って気分がする。
寂しい。
ああ、全文あった、Googleってすごいな、小さい頃よんで、異国、ああ きょうも星の空ってフレーズだけ覚えてたんだけど、ちゃんと探せるもんだな。
出会いのときのまなざしは つめたいはりの光です わかれたあとのさげすみは せなかにしみていたみます 異国 ああ きょうも星の夜
もっかい見ても寂しい詩だなぁ

堰を切ったように、体の不具合が色々起こってしまい、まぁやっぱり調子悪い。
瞼痙攣まで出てきた。
前からあったわけでもないけど、健康に不安があると色々な所に自信の無さが出てしまうものだ。
一方で、8年ぶりくらいに恐る恐る歯医者に言って健診をうけて、さぞや虫歯があるんだろうなって思っていたら、ほとんど治療の必要なし、虫歯になりにくい体質じゃない?とか言われて、久しぶりに救われた気分になった。
口を血だらけにしながら歯石取りをしました。ツルツルになるね。

まぁくよくよしてるんだけど、漫画を読んだら元気になったりします。
週末は「お茶にごす」って漫画を一気読みしてました。
今日から俺は、が好きだったけど、盛り上がりはないんだけど、お茶にごすはなかなか趣きのある話だなぁと思います。
11巻で完結するし、時間つぶしにはもってこいです。
優しさって難しいなっておもいます、ずっと優しい人間になりたいと思っていたけど、相手を思いやるだけでも多分駄目なんだろうな。
ラストシーンがかなり好きです。

さぁなんかサイエンスネタあったかな。
どうせこれくらいしかブログの意味はないみたいだしね。
いや冗談やで、気にしてないで。
そういえばNature geneticsにでていた、新しい緑内障危険因子について候補因子をチェックしたかな。
神経変性疾患をメインに研究しているわけなんだけど、独自性を出すには、あまり他の人が注目しない(といっても研究者が一万人くらい居ると、自分と同じように引っかかる人が100人くらいは居るんだと思うけど)分野を絡めて考えることも必要かなぁと思います。
まぁ新しい実験につながったこと無いから、無駄なことやってるのかもしれん、悲しい
僕の場合は眼の疾患がツボで、特に緑内障黄斑変性症に関わる遺伝子は、神経変性疾患に関わることも多く、結構面白い。
今回の論文も結構示唆に富んでいて、わかった危険因子はABCA1とPMM2となる。
ABCA1は脂質を通すチャンネルで、とくにコレステロール調整に関わっている遺伝子。HDLを増やすのかな。
PMM2は糖タンパク質形成を制御する酵素で、先天性グリコシル化異常1Aという病気の原因遺伝子とか
ABCA1は機能正常化により、アルツハイマー病モデルの改善がおこったりしており、LXR/RXRなどの核内受容体を介したAD治療効果のターゲットとして考えられています。
ADでは減っているという論文もあったはず。減ると少なくともADモデルは悪くなる
ADモデルではABCA1を増やすのが正義、って感じなんですが、緑内障ではかえって増えるとリスクが増えてしまうようで、なかなかうまく行かない、まぁ論文中にデータは無いので検証は必要。
偏見的には増えたほうが良いんじゃないかなぁと思うもので、逆に増える等あるか、一緒に制御される遺伝子に理由があるのかもしれない。
ただ、色々な神経変性疾患と同様に、コレステロール値の制御というのは目の神経細胞の生存性にも重要であることを示唆するのだとは思っている。
糖尿病の疾患に網膜変性があるが、緑内障のきっかけにもなるようだ。