へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

突き詰めると拡散する・システムはグリーン・自転車は王様・神経が活性化するとDNAが切断を介した遺伝子の発現促進が起こる・脳にリンパ管がみつかった、らしい

まぁなんつーか世の中勉強しなきゃいかんことばかりやね。
一つのことを突き詰めることは、全てを収めるという事でもある
学生のバラエティのある発表を聞いて思うのでした。
すげーや。一人くらいなんか突っ込みどころのある発表したりせんかな。
なんかいいこと行ってあげたかったけど、神経離れるとさっぱりだ。

発表したヒトから顔と名前が一致するシステム、よし4人になった。
自分の研究紹介もしましたが、どうも余計なことをだらだらしゃべる癖が抜けんなぁ。
船舶である、泳いでどうする、浅薄。
相手を論理で封殺するんじゃなくて、意見を言ってもらえるようにしゃべらんといけない。
自分の欠点は見えないではない、欠点を克服するというのはなかなか難しいことではあるけど。

健康診断に行ったりしました。
システムオールグリーン、には若干届かなかったけど、わりかし良好です。血圧と体重やね。
病院に行ってなんか目がしみるなぁとおもってたら、針とお灸治療をやっておりましたなるほどね。
病院にデイケアセンターが付いている形が多く、まぁいい意味で?揺りかごから墓場までって気はします。

そうそうここに来て驚いたのは、自転車の圧倒的な多さです、歩いて通っていると、もっと端っこ歩きなさいよ!って自転車の集団にあおられたりします、そう、ここはまさに中国(うまくない)
東京では自転車屋は虫の息ですが、ここでは、東京のローソンなみの店舗量を誇ります。
西側は無いですが東側はボストンで見た洒落た貸し自転車施設があったりします。
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そのなもももチャリ。
そろそろ桃太郎も著作権運動を起こしたほうがいい気がします、キビ団子でブラック条件ごまかせると思うなよ。

アイてる時間に勉強をしたりしています。
用量反応曲線をほうほう読んでいると、なんで対数使ってるんだろうと思って対数について調べたりしました、すすまねー
対数って掛け算の嫌いな欧米人が掛け算を簡単にするために発達したやり方らしいです、対数表示により、天文学などが飛躍的に進んだそうな。
用量反応曲線に対数がよく使われるのは、EC50あたりのスロープが緩やかになって算出しやすいといったメリットが有るみたいで、日常でも対数を使いと便利な場合が多いそうな。

サイエンスネタネタ、さて。
ああ、ちょっとびっくりしたんですが、神経が活性化すると、Fosなどが早期に遺伝子発現が上昇することが知られているのですが、じつはあれ、DNAがチョキンと切れることにより、転写領域が露出して、発現がしやすくなるんだよ、っていうドラスティックな論文がCellにでておりました、マジかよ
ゲノムって遺伝子の設計図なわけですけど、その中の居るものだけ取り出したいから、設計図破ってそこだけ使った、みたいなイメージです、設計図は元に戻るんですかね(T_T)
細胞分裂が無く、設計図の用途が少ない神経細胞ならではの最終兵器って感はあります
FOSのように神経活性とともに発現が上昇するタンパク質の転写調節領域に、DNA breakを引き起こすTopoisomeraseが潜在的に存在しておるのですが、普段は失活しています。
ところが神経が活性化されると、Topoisomeraseを失活させいた蓋が外され、ガガーンとDNA ブレイク!FOS発現ヒャッハーって感じになるらしく、実際Isomeraseをノックダウンすると、DSBもFosなどのEarly geneの発現も抑制されるそうな。
本当かなって思ったけど、生命は使えるものは何でも使うから、これはありなのかなぁとは思いましたほんとかな。
まぁこれを間違いですまさないで、突き詰めたものの勝利かなぁ、ひたすら偉いって思うよ。

教科書をぬりかえるなら他にもあるぞってかんじで、Natureに脳とリンパ管をつなぐ菅というものがあることが立証されたって論文が出ているみたいです。
あれだけ著名人が喜び勇んで解剖を行ってきたのに、まだわかっていないことがあったのか、と思うと感慨深いです。
なんか似たような論文昔読んだことあるなぁとおもったけど。
これ昔出なかったっけ。
ああ、これこれ
なんか血管の脇に空間があって、そこから老廃物が流れていくってイメージだったか
今回の論文は明確に管が見つかったようなのですな、前回の論文は何だったんやろ。
日本語の方にはノーベル賞待ったなし-まで書いてあります、まぁ本当だったらそうでもおかしくないけど、ノーベル賞決まるまで生きていなきゃいけないという制約もあるのだ。
うへーい、でもしつこいけど、れおなるどだびんち君からすぎたげんぱくくんから、てんかのI先生までこっち、へいへいと解剖がされてきたのに誰も見つけなかったなんてことがあるのかなぁ。
論文読んでみないとわからんけど、なんかコロンブスの卵的な発想の切り替えがあったのかもしれない。