へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

教育と研究に欲求が向くのだ•電子黒板を求めて•DAMというalzheimer病特異らしいミクログリアは新しいものなのか?

自分の生活に欲しいものと言うのはほぼ無くなってきたが、研究・教育生活には欲しいものがあるのだ。 
ああ、自分の生活の比重が偏っているのである。
なので、業者が持ってくるパンフレットや、ちょっととがった商品構成のヤフオクショップとか見ると楽しいし、今まで欲しいとも思わなかった物を知るのである。
今日はちょっと電子黒板に興味が出てしらべたりしていた。
イメージ 1
エプソン社より
映写資料に書き込んだり、pcを遠隔操作できるし、それを保存可能
たのしいプレゼン、授業が出来そうじゃないか?
まぁ僕のポケットマネーで賄える価格構成ではない訳だが、オークションでは謎の安さの物があったりで(大体は納得の理由があるオチ)一発逆転で買えないかしら。
多分iPadとAppleTVあたりを上手く使えば大体同じことできそう
思った所とは違うが、結構な事ができるわ。
ソフトタダなのは魅力
むしろ買うなら大画面で写せる液晶か、プロジェクターやね。

やれやれで研究に費やした人生の方が長くなってきた。
成果が出ているのか、
まぁまだこれからだし…
論文、ああ野麦峠で落としたあの論文ですよ。
一応再構成版が出来たが、まだ時間はかかるらしい。
この他人事感がいかんのだが、いっぺんきれたときぐちぐち言ってしまって大変だった。
別に待ってもいいけど、期限切ってくれないかなぁ、せめて時間がかかると言う説明があったら良いけど、一週間全く無反応だったり、ああああ愚痴ってしまう。

なんか、最近元研究室の後輩たちと連絡しなくなった。
落ち着いてきた、とも言えるし、お互い距離ができると存在を忘れるのかも知れんな。
歳とると誕生日も素直におめでとう言いにくくなる。

サイエンスネタ
前少し言っていた、cellの病態依存的ミクログリアな論文を読んだ。
データはめちゃ面白かった。
オンリーワンの技術があるってすごいな。
まぁ解釈はかなりとがっていた。
ミクログリア性善説と名付けよう、儒教くらいの狂信(?)
alzheimer病モデルマウス脳で出来る病変アミロイド斑近くに、他のミクログリアと遺伝子発現が変わる物があり、病気特異性ミクログリア、DAM、名付け、alzheimer症状を軽減するかも知れない救世主的そんざいかも、と続くわけだが読み終わって微妙な気分にはなった。
なんかきびだんごを、これはきびで作った団子なんですよ(ドヤァ)。と得意満面の笑みでだされると、
「う、うんそやな(新しい情報なの?)」
くらいの反応かしら。
まぁ昔から、そう言った病変の周りに機能変化したミクログリアはあると言う報告はみたことがあり、それが単にリネームされただけじゃないかとは思った。
また、どちらかと言うとalzheimer病に関わるミクログリアの機能変化は病態を悪化させるような状況証拠が多いように思う。
1,ミクログリアを実験的に除いても、AD症状に影響がないか、むしろ改善傾向である
2,ミクログリアはタウの凝集を他の神経細胞に伝達するなど病気を悪化させる向きがある

対して、trem2などミクログリア関連因子のロスオブファンクションがADのリスクであるとされ、そこはミクログリア性善説があてはまるかも。
とにかく著者らの主張がとがっていて、ああ、これ反発されそうやな、と思ってたらalzforumで熱いディベートに発展しておった。僕も参加したくなった。
ただ、その機能変化に至るまでの情報には見るべきものがあり、彼らの結論は証明されていない物が多いが、非常にたのしい論文だった。
たとえ5XFADモデルが嫌いであって、単にミクログリアの活性化見てるんやろ、きっともっと簡単な系で神経炎症反応見たら同じ結果になるんやろな、とおもっていても、データには非常に含蓄があって素晴らしい所が多い。