へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

良かった探しができる限界年齢?・ニュースの題名より出典が重要

Eleanor PorterのJust Davidという本を訳し始めた。
1日2Pくらいかな、昔の本は情景描写が長い傾向があるのかと思うのだった。
おお、山は千里につらなり、谷は霧で閉ざされ、森は眠るのだ・・・

今の子供は我慢できないんじゃないかな。
僕も普段は読み飛ばすのだけれど、ゆっくり読むとそれはそれで味わいがあるともいえる。
Chapter1の半分くらいまで訳したけど、まだ海のものか山のものかわからぬ。
1916年のベストセラー第3位らしい。そんなランキングが残っているのがびっくりだが。
ポーターはポリアンナ物語が有名
亡き父から良かった探しという遊びを受け継いだ超ポジティブ少女?ポリアンナが周りの人々を感化していく、ってはなしでした、たしか。
アニメにもなって、ちょっとしたブームも読んだ作品ですな。
悲しいことにポリアンナ症候群という楽天家の負の側面(いい事ばかり見て、何も解決しようとしない)の用語にもなっている。
これは冤罪やろ、まぁ心理学者はひねくれていることだ。
ポリアンナ効果という心理用語もあるみたいで、こちらは他者にポジティブな言葉を投げかけた方が良い結果となることが多い、といった説明で、物語に即しているのはこっちかな。
キラキラとした子供らしいポリアンナが、成長すると良かった探しも難しくなるっていうポリアンナの青春まで読んだはず、今思うとシニカルで結構現実的やな。
この手の続編で、幼馴染以外がくっつくっていうお話は作りにくいんだろうな、固定ファンとかいそう。

ニュースのトップ記事には載るのだけれど、やっぱり掲載誌をみるとちょっと萎えてしまう記事ってのがある。
じつはアルツハイマー病の遺伝子危険領域ではAPOEのE4型が注目されるが、近くにはTOMM40という遺伝子もある。
TOMM40は重要なのか?って内容らしいけど、PLOS ONE、わるいけどちょっと読む気が無くなった
自分でも載せてもらって悪いけど、やはりそういう評価にはなる。
おお!と読むとJournal of Parkinson disease、うーん。
症例一人の変異をもってこられても。
このニュースに乗る載らない、ってのは政治力なんだろうか。