へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

はねバドだけではない・論文の終わり・遺伝子を組み替えろ!新しい技術でADモデルマウスの作成

もう何年もバドミントンやってないなぁ。
漫画はよんでいて、はねバドなんかはアニメ化される前によんでいたけど、だんだんキャラが把握できなくなってきたところはある。
ホッとするバドミントン漫画、こんなのもあった
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まぁ、どれだけ経験(ただ時間を重ねるだけともいうけど)を積んでも、運動能力に勝てない所はある。
自分の体が思うように動くってどんな感覚かなぁ。

論文は何とか通った。
POneはどうもめんどくさいレギュレーションが多くてあんまり得のないジャーナルだなぁと思いはしたが、いろいろ画像処理の未熟さというのが表に出てきたので勉強になった。
なかなかキレ芸から脱却できないのだけど、誰それに怒ってみても、人が100パーセント悪いなんてことはないものだ。
コンスタントに一本以上、目指せ15論文...今何本だっけ?
まぁまだ地を這ってる気はするけど、徐々に上へ上へいくのだ。
転ばないように地面見て生きるかだったら、転んでも空を見ながら死にたい気がする。

採点も終わり、久しぶりに時間ができて、前に作っていたDNAの効果を確認したりした。
一か月ぶりのWB。まぁ最近は新しく来たドクターの子に教えがてらやってもらっていた面もあるけど。
当たり前のデータではあったけど、自分で計画して、実験してデータの出る喜び。
授業も嫌いじゃないけど、実験は本当に好きなんだ、宝くじで6億当たったら、研究に投資するわ。

技術的に面白い論文だなぁ、とおもって新着ADモデルマウス作成の論文を読んだり。
Introduction of pathogenic mutations into the mouse Psen1 gene by Base Editor and Target-AID"Nature Communications10.1038/s41467-018-05262-w
Target AIDという技術と、Base Editorという手法を使っているが、どうもTarget AIDの方が優れているような感じ。
最近体も太ってきたが、心にも贅肉が付いたみたいだ、なかなか素敵な技術なのに追っかけてなかったとは。
ゲノム編集というのは、大まかには狙った配列にDNAをちょん切るはさみ酵素を連れて行って、ぶっちりきってしまう技術である。
DNAというのは二重鎖で存在しているので、片方がちょん切られても、もう片方を鋳型に直すことができるのだが、Cas9/CRISPRという手法は、二重鎖を断ち切ってしまうため、修復機構がうまく働かなくなり、欠失や組換えが起こることになる。
この技術の最大の欠点は、やや運に頼らなければならない点と、どうしても狙った場所以外が切断されている可能性があるというところ。
Target AIDなどの手法は、Cas9は用いるものの、その活性は消失しており、Cas9に結合した酵素をターゲット領域に連れていくために用いられている。
酵素は標的配列で化学的に塩基を修飾することにより、狙った場所に変異を起こすことができる
メリットは効率の良さと、変異の選択性の高さということになる。
結局酵素が変換できるパターンが限られている(多分)のが最大のデメリットのように思ったけど、さてどうか。
まぁ面白い技術だけど、正直使う所はここなのかなって思ったのだけど、怒られるかな。
このラボはもういいモデル系は持ってるのではなかったか
違うモデルマウスはできたと言えるけど、別に予想された結果だし、ノックインマウスは昔からあったような。
なんかこの技術でしかできない何か、を提示出来たらよかった気もするのは、僕がAD研究者だから思うのかも。
といいながら、面白い。
この技術は面白そうだから勉強してみよう。