へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

休みには実験を・勇敢なマウスは正常といえるのかP4h-TMのKO・そんなジャンルもあったよね遺伝子音楽の時間

おお休みだとなんと書類仕事のすすむことか!
とかいって見たいけど、これができないんだな。
なんで就業時間でも無いのに書類なんか書きたい物か。
学校行かないという選択肢はあるのか、まぁ正直実家帰ってもやることはあまりないので。

今動かしているベクターの効果検討をやってみたが、うまくいっている半分、うまくいっていない半分。
いろいろ思いついたことをやってみてはいるが、いろいろ手が回らない所もある。
うーん理論的にはもっと効果があってもいいんだが、制御がLeakyな気がする
反省点としてはもっと明らかなポジコンが必要な系なのにサボってるところかなぁ。
仕方ないから、論文のポジコンを引っ張ってこないと。

サイエンスネタってあるのかなぁ、まぁ海外はGWじゃないよね。
ってところで興味を持ったScienceねた
曲訳すると、物怖じしない、非常になれなれしいマウスが遺伝子変異によってできた!である。
きっとあなたがウザいと思うくらいコミュ力(?)がある人はこの遺伝子変異があるのだ、うらやま(←コミュ障)。
P4h-TMという遺伝子の欠損によりそんなマウスができるらしい。
HIF–プロリル-4-ヒドロキシラーゼは酸素の変化に対応する酵素らしいが、このP4h-TMは他の3種のファミリーとは全く違う局在を示すらしく、情動に関与する扁桃体(Amygdala)に多く発現する。
このようなコミュ力マウス(命名)をつくるのはP4h-TMだけとのことである
・・・うーん他の遺伝子変異でも入ってるんじゃないかって気はするが、不安障害等のターゲットになるかも?とのことである。
さて向こう見ずも病気と言えば病気かもしれないし、ストレス等で今後P4h-TMがどのように発現変動・活性変動するか興味のあるところ

さてこの論文のマウスってどれくらい勇ましいのか、動画で見れないかと思って(残念ながら論文は見られなかった)、ググってみたらP4h-TM遺伝子ソングってのがあった、なんやそれ
お聞き下さい・・・ER局在膜タンパク質の歌を
けっこう音楽になっている。
そういえばこういうジャンルあったわ、大昔前ブログあたりで紹介したような。
調べてみると、実は日本人が先駆者らしい
大野進氏は、繰り返しの過程が作曲とDNA配列の構築の両方を支配すると提案しました。OhnoによるImmunogenetics(1986)の論文を参照されたい:「反復的な再帰のすべての普及した原則は、コード配列の構築だけでなく、作曲における人間の努力も支配する」
なるほど、わからん、まぁグーグル君にまかせたからな。
訳すと、繰り返し配列、もしくは音節(?)というのはタンパク質・音楽双方に共通する現象なんだというところか。
SNRPB2なんか結構しっとり聞ける、まぁ多分幾つか聞いているとパターンが見えて退屈しそうには思った
自分のやっているProteinの歌を聴きたくて、いろいろなサイトでCodeをみてみたが、まぁお手上げ。
このサイトのHuntintonの曲は結構好き。最長13分である。
わらったのが、23andmeというゲノム解析業者と組んで、われわれのDNAのコードで音楽を作ってくれるサービスがあるらしい。
おもしろいけど、人の遺伝子ほとんど同じだから、みんな同じ音楽になるんじゃないかとはおもうけど、そこはなんか工夫してそうな文言あり。
このジャンルは面白いなぁ、どのくらい忠実に作っているのかは謎だけど。
第一人者(らしい)がつくったChromosome11番どうぞ