へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

6月漫画を読みながら学会の準備を・ミクログリアを神経にする方法

もう六月か
先週実家の蛍を見に行った物の、数匹うろうろしているのみではあった。
もうちょい先やね

学会の準備をしていたのだけど、なかなかヒトというのは思ったようには動いてくれないなぁと思う日々。
業者に任せて、高みの見物すればいいのかと思っていたのだけれど、蓋を開けてみればなんとやら。
まぁ連絡不足はいなめなかったか、でもなかなかにひどかった。
一度悪感情を持つとなかなかそこから抜け出せない所はある、本当にやってくれてるのだろうか、とうざく何度もキクはめになった。
ゆうちょ手続きを何回かするうちに、大分書類の取り方がわかってきたぜ、今日は一瞬でOKがでたぜ!
と喜んでたら、発行に一週間かかりますという非情な通知、ぎゃー間に合わん。

冒険王ビィトの新刊がでたので購入。
10年ぐらい連載休止していたのが、最近作者の健康が復活したそうで連載が再開。
ダイの大冒険というドラゴンクエスト漫画をジャンプで連載していたコンビ
いい意味でクオリティが変わらんなーとおもいながら読むのであった。
正しい少年漫画の系譜、やや絵柄が古いのかなぁ。
ダイの大冒険も見返してしまった、ポップが人生の師匠ですわ。

細胞工学の最新号に数年がかりでMicrogliaを神経に分化させる方法を明らかにした、という論文の著者の談話が載っており、Neuronの論文をつらつら読んでいた。
NeuroD1という因子を発現すると、Epigenetics的に神経分化が始まるらしい。
グリア細胞は神経損傷部位に走って行く性質があるので、そのグリアをうまく神経に分化できれば、神経の回復につながる可能性がある。
なかなか執念のこもった日本人らしい論文。
アストロサイト等で似たような論文があるので、Natureまではいかなかったか?とはいえ、面白かった。
これ言った瞬間に負けるけど、研究には大義が結構重要である、
大義とは自分もヒトも、まぁだませる研究への愛である、見果てぬ夢をどこに置くかである。
愛と夢無くして時間を捨てられるだろうか。
自分は勉強家でいろいろ思いつくアイデアマンではあるけど、大義の設定が多分下手。
どうも細かいことにこだわりがちでいけない、スケールが今ひとつ大きくならない。
まぁ、とはいってもそれなりに経験というのは成長の糧になるのはわかってきた。
ひらめきは学生に譲っても、戦略は立てられるようになるのかもしれない。
少しエピジェネを極めようといろいろ画策をしている。

久しぶりにレビューが来たので、読んでみるかと気楽に答えたら、ある国の伝統療法の解析モデルマウスを作ってエピジェネ解析とか、なかなかいろいろな意味で面白そうだった。
国が変わるといろいろな論文があるなぁ。