巷では学術振興会の発表が行われているらしい。
書類作成を面倒見た学生が、一人受かっていて連絡してくれた。
良かったよかった、言ったら怒られそうだけど、吉備津神社の神力はかなりすごい
二年連続の合格。
こういうのは継続が大事だしなぁ、他のやつは連絡ないけど、どうなったやろ。
中央図書館の図書を選定する仕事をしていたりする。
一応先生方には募集をかけるのだけど、めったに候補は上がってこないので、一応学部生の役に立ちそうな本を探す
普段買えないような学術本も加えることが出来るので、役得としては約得。
羊土社、医学書院、南江堂、丸善出版、そんな医学系書籍のHPで面白い本を探す。
ただそろそろアイデアは枯渇しつつあるので、誰か変わってくれんかなぁ(くれないんだろうなぁ)というところ。
といっても、役職が減ることはないので、慣れた仕事を粛々とやるほうが効率的なのかもしれん
学部HPに載せる記事を書いたり、研究会の報告書を書いたり。
そろそろ実習の準備も必要、忘れてたけど試薬・機器の確認、動物の発注をしなくては
ああ、もう少し教職人数増えんものか、下に助教がいてくれると良いのかなぁ。
いたこと無いから、良さがわからんよ、人に仕事してもらうってのも実は大変だしなぁ。
サイエンスネタ
アルツハイマー病論文は結構あるんだけど、微妙にネタにしたくないんだよな・・・
ということで何にでも結合する(?)パーキンソン病病因遺伝子αSynucleinの新しい機能ってどうだ。
ほーん。何となく昔友達がやってた仕事を思い出すなぁ。
どうも
○αSynucleinは核内に局在する上に、DNA結合性を持つこと。
○その結合は細胞において頻繁に起こるDNAの切断(Double strand break)を修復する作用に関連すること
○パーキンソン病のように細胞質でαSynucleinの凝集が起こると、核内移行性が弱まりDNA修復に障害が出ること
などがわかったとのこと。
結構突っ込もうと思ってデータ流し見したけど、なかなか実験はしっかりやってる印象。
まぁαSynucleinの核への局在はもうちょいコントロールマーカーを下に並べてでかいFigureを作ったほうが読者は納得しやすい気がした。
あとはvitroのDSB結合実験あたりが、大量のリコンビナントを使っているので、これは特異的な結合なんかなぁとは思った
内因性の核抽出物でDSBへの結合が免疫染色以外の方法で観察できていれば説得力がでたかも、サプリにあるかもしれんが。
わりとVIVOのデータもあって手厚いとは思ったけど、サイレポということは、Nature系の手前ということ、さて?
神経細胞死とか機能変化とかDSBの増加により起こることの説明は欲しかったのかもしれない。
パただーキンソンモデルマウスでDSBストレスがかかるって話もあって、その機能がαSynucleinのロスオブファンクションにあるかもってのは面白く思った。
まぁもう一点はメジャーには細胞質側にありそうなので(私の記憶では)、核で生理機能があるんですよ、というのは若干説明がつきにくいのかもしれない。
核への局在量をしっかりデータとして出すほうがフェアだったかも。