へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

学会で心が動かないか・分野が違っても拾える物はあるはず・道はありますか

昔ほどきれいな心でNeuroscience meetingに参加していないせいか、今ひとつ発表に心動かされない。

もう少しスペシフィックな学会、AD/PD等の方が刺激になるのかもしれない。

こちらに来て胃腸が動かず、高熱で苦しんでしまったせいもあるが(一日ごとに日記をつけようと思ったが果たせず)、トピック的にはなんなんだろう?

タウが流れとしては強く、アミロイドが終わろうとしているのかなとは思ったかな。

タウ、うーん実はアイデアはあるんだけど、(他で)研究する人が多すぎてかつ(私と)研究するヒトが少なすぎてどうにも手はでんな。

イデアではあまり金が降りないし

そんなことを思った瞬間に日本からBiogenの抗体療法のFDA承認申請復活なんて話が出てきて驚いたりした

かなり強引な一手であるのは間違いなく、FDAが認めるのか興味のあるところ

気配としてはAD治療薬が望まれているのは間違いなく、市販後調査を厳密にする等で承認される可能性はあるのではないかとは思うのだが。

そうなると、もしかしたら同じ解析手法を使ったら昔失敗した抗体療法もふっかつしたりするのだろうか。

エーザイの株買っておけばよかったかな。

抗体治療が使えるとしても、薬価が安いとは思えず、他の治療薬を開発する意義はあると思われる。

まぁ一つ承認通ってくれると、併用療法ではいけるのでは?等の流れもできるのかなぁ

アミロイド仮説の提唱者もあと20年くらい生きれば(結構年だったけど何歳だっけ)、ノーベル賞とるかもしれない。

20年じゃたりないかな・・・

 

といっても少し前のお話でも、プレナリーレクチャーでγオシレーション誘導でMicroglia活性化でAmyloid治療、なんて話を開発者から聞くと、実にプロマイジングに見えた。

脳波誘導って侵襲性なくできるんかいな、とは思うが、アメリカ人は電極を埋め込んできそうなドラスティックさはあるよな、逆に活性化させるってストラテジーで治験やってなかったかなぁ。

Deep Brain Stimulation for Alzheimer’s Not for Everyone

お、あったあった、ガンマ波長ではないが。

もちろん半端な脳科学者たる身には余る情報とも言えるけど、Aβをへらすのに必要なミクログリアはどのような形をしているのか、どのようなマーカーを発現しているのか?引き出せるものがないわけではないだろう。

自分なりのストラテジーでその状況に近づけるかだ。

まぁその実験系の構築はなかなか難しそう、過去学会でもMicrogliaの培養は難しすぎてモデルが作りにくいようだし。

 

どうも飲んでるとマウントを取りがちで、後輩の研究の欠点をあげつらってしまい自己嫌悪になってしまった、何様やねん。

まぁ嫉妬嫉妬やなぁ、できる後輩には嫉妬しかできん、おお、器の小ささよ

条件依存的にタンパク質の性質をコントロールするっていう意図の仕事で薬理学的美しさは本当によく分かる。

その美しさと独創性に沿って研究するのは楽しそうに思える

研究はずっと同じことをできるわけではないけど、ある段階ではどっか一筋の自分の信じる道、追いかける機構というのがあると良いと思う

これは使えるという強い意志が研究を(頓挫させることもあるが)すすめるんじゃないか。

自分の研究にもそんな道ができればいいなぁ。

油のヘノヘノとか・・・まぁ垢抜けないが二つ名が通るくらいのしっかりした研究をしたい。

まぁ自分の発表も意外に人が来て、P社の偉い人からコングラッチュレーションとかいって握手を求められたりした

困惑、アメリカ人は良うわからん、もちろん悪い気はしなかったけど、勘違いしちゃうな。

色々製薬会社として興味ある点を教えてもらったので、それに沿った実験もしてみようと思った、まぁレビュアーは製薬会社のヒトじゃないんですけど・・・