実習はグランドフィナーレを迎え、まぁホッとした。
一人で一回20人近く受け持つの辛いわ。
O大を出る前に助教の先生がいる生活をしてみたいと思うが、まぁ遠いな。
だいたい実習中にはレポート受付はするものの、締め切り近くにみんな出すのが典型的。
ところが、今年は2日目にレポートを提出する者あり。
何というツワモノ!、表紙には遅れてすみませんと書いてあったりする。
何いってんだ、遅れてなんかいないよ!と拾ってみたら、前の実習を僕に間違って出しているのであった。
なんでやねーん。
マジか、おのれ、感動を返せ。
仕方ないので、てくてく別の講座に持っていって、遅れてすみませんでしたって謝って出してきた。
まぁ笑ってしまったら負け、負け、大体の学生の失敗はかわいいものだ。
そろそろと教室を訪ねる学生も増え、新人が入ってくるんだなぁと感慨深い。
いや、入ってくるんだよな・・・来年は予算的にももう一人くらい受け持てるはず。
ちょっと研究紹介時にうちのグループは厳しいぜよって話をアピールしてしまったんだが、大丈夫かな。
別に僕のグループに入らなくてもいいから、とにかくそれぞれのPIの熱さを測るんだ!と語った。
だいたい熱さというのは高いところから低いところに流れていくので、なかなか学生の方がPIより熱量が高い、という現象は起こりにくい。
ただPIの熱さにほだされて学生が活性化するという現象は往々にして起こる気がする。
これは学生にとっても能力が伸びやすくお互いにWinwinな環境である。
しかし自分の住みやすい熱さというのが、各学生に存在するのも確かで、これを見誤って、自分の温度と違う世界に配属されると、これはこれで、お互いにあまり幸せにならない。
ここは結構訪問とか多用して気持ちよく住める所を探すべきなのである。
まぁでもみんなシャイな感じやね。
PumedのMy NCBIでキーワードを登録して論文を探しているが(使い方に興味があったらこのサイトをみるとよい)、Amyloid Alzheimerというキーワードでサーチをかけると一週間ちょい放置しているだけで200を超える論文が新着できていることがわかる。
ややうんざり、これだけライバルが居る中で仕事するって、もしかして辛いことやってるんじゃないか。
結構前から知ってはいたが、昔自分が言っていたことが再現されたモデルの論文が登録されていた。
と書くといい事ずくめのようだが、このPIには学会で散々けなされた事もあり、再現はできたけど~は駄目だ!みたいな結論になっていた、そりゃないぜ。
まぁ悪くない気持ちもあるんだけど、なぜに自分で動物を作ろうとしなかったのか、当時の粘りのなさに結構悲しい気持ちにもなった。
特許もなぁ、取れそうに思って共同研究先に持ちかけようともしたんだが、ゴニョゴニョ、ええいやはり主導を取れない自分が悪いわ、オシの強さが欲しい。
まぁいい、せめてとしては間違ってなかったのだから、やりようはあるはず。