へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

つゆに消える・ブルーピリオド(面白い!)・糖尿病とADをつなぐのかなぁSERP1はガンマセクレターゼ修飾因子らしい

ちょっとダセェなぁと思うことがあって、ブログなぞ書く気にならなかったのであった。

まぁ人生全部思ったとおりに行かん、コツコツもう一年頑張ろう。

もうそろそろ科研費内定の知らせが来る頃だが、落ちたらどうしよう、すごく出鼻をくじかれて怯えている。

 

昔世話した学生さんが4月から働くところ?を探していると知らせが入るが、うーん一年がかりだったら相談には乗れるけど、あと1週間でどないするねん?

と思い、一応研究職のサイトを紹介するくらいしかできなかった。

こういうときにはもうちょい頑張ったら、もっと人の役に立ったのだろうと思う。

 

ダルいなぁと思いながら生きていた時代も、これから輝いているように見えるのかもしれない

そこはかとなく、崩れ落ちる日常の影が見える。

人生は脆いというのがタイガー・ウッズの言葉であり、帰ってこないものはたくさんあるのであるが、それはそれ、これはこれ、受け入れてどのように生きるかだなぁ。

流されていくよりは、打ち勝って一歩でも進む気配を見せたいところ。

授業は前期は全部オンライン授業をせざるおえんかもしれぬ。

 

漫画を1シリーズ読んだ。これは久しぶりにすげーなと思った。

afternoon.kodansha.co.jp

東大よりも難しい、よくわからん世界、美術大学への入学を目指す1年が綴られる

主人公は才能はあるが、ある意味凡人(メンタル的)、葛藤葛藤の連続。

ああ、こういう世界もあるのね、と思うのだが、まぁ研究と努力どころというのはそんなに変わらないのかも。

同じことばかりやらず、挑戦する人間に成果はあげられるのであった。

 

サイエンスネタ、うーん久しぶりにScience signalingの論文に手を出したが、チョッと後悔した、どうも肌に合わない雑誌というのはあるものだ。

www.alzforum.org

なんか、まぁ、仮説の通りだったら面白いのはわかるんだけど、データ読んでて、どうも落ち着かないというか、気持ち悪いというか。

この雑誌のアルツハイマー病文献を読んでるとよくこういう気持ちになる。

  • 糖尿病はADのリスク因子である、糖尿病はER stressを高めることが知られており、そのAD発症機構との関連が注目されている(前提)
  • そのストレス因子がSERP1という膜タンパク質にあるのではないか
  • SERP1はアルツハイマー病原因因子であるAβ産生を制御するガンマセクレターゼと結合し、そのラフト移行性の増加を促し、Aβ産生を増加させる
  • 逆にもう一つのガンマセクレターゼ基質であるNotchの切断が低下する
  • AD患者脳ではSERP1が増加している。

くらいか?

もちろん様々な手法で妥当性は出しに行ってる方だとは思うんだけど、どうもGSAPに近い流れを感じないではない、あ、このデータの出し方受付けんわーという感じ。

まぁもうおじいさんになりかけて、頑固になってるのかなぁ

いやまぁ実際モジュレータ的なものしか無いだろうし、こんなものかもしれんのだが、グラフに出てくる差が微妙、うーん意味あるのかな。

Aβ42産生をうんたら、というような流れのほうがまだわかるんだけど

γ活性がADで増加するってたまに論文に出てくるけど、どっちかって言うと低下しているって論文のほうが多いんじゃないかな、Notchは下がるからいいのか・・・