へのへの先生仮免中

やっぱ教授になるまで仮免中で行きます(なれるのか)、神経系の研究がメインです

グレートティーチャーの評価は変動する・怒りは学生に向かず営業へ・題名どおりでない論文への怒り

前学期の授業評価アンケートが届き、割と学部では上位だったので、Easyに喜ぶ、よくやったぞ俺、グレートティーチャーへのへのと歓声が心に響く(ドパミンが強い)。

とか浮かれてたんだけど、学科が違うとトーンと点数が落ちる不思議、まぁめっちゃ悪いわけではないんだが。

面白い、なんでだろう。

なんとなく男女比が違うせいじゃないかという気もする、そう、モテないのだ…

真面目に判断すると、教えている教科に対する本気度の違いがあって、ふざけているように見えるのかも知れない

楽しいY理学を目指しているのでこの辺は覚悟、まぁコアなファンがいるらしいし。

 

学生は教えていると、自分に似てくる怖さがある。

なんの気なしに言ったことでプリプリ怒りはじめ、昔の自分を見ているよう。

え、こいつこんなに短気で大丈夫かなぁ、損しそうだなぁ、と思って叱るべきかしばらく考えた。

さてどうなんだろう、先生に対して失礼じゃないというのは一番に思ったんだが、これは正当なんだろうか?

いくつか理論武装を考えはしたが、結局自分が気を悪くして叱りたいだけでしかないな、と思って、これは飲み込んでしまおうということにした。

これが結構自分の心の健康には良くない、ああ、心なんて広くなくても良い、自分以外の誰が気にするだろう。

スカッとしたいわーと思ったが、たぶん上に立つほどだんだん歯止めは効きにくくなるのだ。

修行修行、南無阿弥陀仏と唱えて深呼吸をするのであった。

 

どうも試薬の請求が滞りがちで、プチッと切れて叱る羽目になった。

一応、試薬会社で営業をかけに来たヒトは、機会を見つけて一回くらい注文を入れることにしている。

無駄なコストがカットできるので優秀なヒトを見つけると非常に楽なのだ。

あまり一極集中も良くなく、新しい人材を発掘したく思い、願いも込めて仕事をふってみるのだが、どうにもカンが良くないというか。

わからなければ聞けや。

一回くらいの失敗は勘弁して育てないと、なかなか地方では難しいのだけど、同じミスを徹底的に繰り返すヒトもいて、若干うんざりすることもある。

 

あまり特定の論文をあげつらうのはやめようとおもったので、ほんのり書くけど、なんかカプサイシンが神経芽細胞におけるAPPの切断を制御してAβ増加って論文をよんでた。

題名にAPP processing in sH-SY5Yとか書いてあったんで、はぁこの細胞がメインなのかなぁと思ってたら、ごく一部で終了。

もう色々な細胞が使われていて、べつにカプサイシンはAPPのプロセシングだけじゃなくて、Aβの分解等に関与だよとかで、なんじゃこれ、あったま悪ーと思った。

どうも最近論文題名の付け方をいい加減にする著者が増えてきた気がする。

題名で読もうか判断するのに、名は体をなしていないのであれば、それは時間泥棒、詐欺というものではないだろうか、結構憤りを覚えた。

あとカプサイシンを非常識な量神経にかけて、Aβが増えることになんの意味があるんじゃーと叫ぶ(学生に)

論理に囚われすぎると論文が書きにくくなるが、読み手としたはなんというか一貫性がないとストレスフル。

まぁこの憤りが自分が論文書くときは除外、ってならないようにしないと。