僕の科目は実は簡単な方だと思うんだけどな。
再試験まで終わったが、なかなかの人数残る。
これくらいは残しても良いのだろうけど。
補講を聞いて科目が好きになりました、って言ってもらった事があって、まぁなかなかそういうことはないってわかっているんだけど、補講はやることにした。
基本教科に興味がない子たちなんだろうとはもちろん思うが、砂浜にダイアモンドだってたまにあるのを知っている。
くだらないと言って、砂浜を見ることをやめることができるだろうか?
目に見える不真面目さも、もし、その教科を面白く見せることが出来たら変えることもできるんじゃないだろうか。
と、一応思う事にしている。
きれいごとはいつだって美しくて愛せる、そうでないものはまぁ苦笑いして終わり。
わからない人にどう教えるのか?というのを考えると、結構その後の授業改善にも活きる考え方が出てきたりする所もある。
なんだかんだ、わかりません(涙)、わかりそう(?)、わかった!という顔をみるのはなかなか楽しいことである。
弟子の修論がだいぶ大詰めに近づいてきた。
僕もそうだったけど、追い込むほど、なぜか使えるデータが絞り出されてくる。
まぁいつもは失敗したらもう一回!って考えてるけど、その余裕がいかんのだろう。
ひとは鍛えたら本当に成長するなぁ、とおもうくらい、大したDiscussionを持ってきて感動した、ワシが育てた(涙)
僕は先輩に頭はたかれたけど。
修論でコピーアンドペースト(Cntl+C,Ctrl+V)を覚えた悪い私がいる。
僕は超頭悪かったからなぁ、研究の強運だけで生きてきたわ。
修論のおかげでかなり論文の構成が見えてきたのでサクサク(?)書き始めた。
あんまりプレゼンテーションマスターでもないけど、今日は何を指導したかなぁ。
- データは話す内容にそって上から下に、左から右に置くようにすること
- フォントはできるだけ大きく、しかし、スライドの中で変化をつけないこと。
- 系のValidationとなるデータを先に話して、キーとなる結果はできるだけ最後に
- キーとなる結果を用い、次のスライドにつながりやすくなる疑問の投げかけ等すること、これは話し手にとってもリズムが取れるやり方である。
- まったく話題が変わる時、時間が許せば小括を入れること
- スライドの中に長い文章をいれないこと(見ている人が文字だけを追うようになり、話されている内容に集中できなくなる)
- 文書を入れるなら、強調したい文字の色を変えるなど、特に把握させたい情報のメリハリをつけること、なんにでも色を付ければいいというものでもない
まぁ字で書くとちょっとうざいな。
博士課程後期の方の弟子の卒業後にやりたいこと、という分野の話を聞いてるのだけど、すぐ網羅的な解析をして~候補を同定して~ていう表現が出てきて、うーん。
僕も網羅的な解析は好きだ、やると科研費にも書いている。
ただやるんだったらこりっこりに、ああ、このアイデア、もしくは技術は面白いですねといわせないと。
妥当性があるかわからないから患者サンプルを使ってどうの、とか、新しければ治療法につながらなくても良いとか、そんな気持ちで研究ってするものかなぁ
病気に関与しているという信念→治療(の糸口)に結び付けてみせるという執念、それが研究じゃないのかなぁ
世の中にはそれこそ絨毯爆撃のような研究もあるのは知っているし、それで出てくるデータもある。
でもなんか自分の弟子がそういう、あんまり頭使ってない話を持ってくると、ぴんしゃん突っぱねてしまう所はある、古い人間なのかなぁ。
もっともっと分子論から勉強してよ、と偉そうなことを言ったりした。
あんまり突っぱねているのも何なので、分野の論文を1つ読むことにした。
よんでたらちょっと面白く思った自分もいる
俺だったら、まず独自のツールを作る所から始めるけどなぁ
1つ2つアイデアはでてきたけど、教えるくらいなら自分でやるなー
Frontierという雑誌社の査読をしている。
ちゃんと査読お願い、10日で返してねという、
死ねやといいたくなる査読者搾取システムである
透明性を高めるとかなんかで、めんどくさいシステム。
あと自分の名前が査読者として乗るのは気が重い。
上で話題にしたような、ちょっと頭を使っていないけどやってみましたー系の論文で、めちゃくちゃ嫌いなので投げたい・・・